90: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 12:52:08.50 ID:ZRhpxi3E0
瑞希「高山さんは、卵料理がお好きなんですか?」
紗代子「え? えーと……あはは」
91: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 12:53:04.00 ID:ZRhpxi3E0
未来「ここって……佐竹飯店?」
静香「もしかしてここって、美奈子さんの家ですか?」
92: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 12:53:35.77 ID:ZRhpxi3E0
美奈子「じゃあみんな、両手に生卵を持って……はい、ミュージックスタート!」
ダンスレッスンと同じ曲が始まり、全員が踊り出す。
が、ものの数秒で半数の手の卵が割れてしまう。
93: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 12:55:27.14 ID:ZRhpxi3E0
美奈子「どう? 新しい卵、あるかな?」
紗代子「あ、はい。これ、お願いします美奈子さん」
94: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 12:55:54.64 ID:ZRhpxi3E0
のり子「もちろんあるよ」
格闘技好きを自認するだけあり、候補生の中では一番フィジカルが強くダンスも得意なのり子が言う。
95: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 12:56:35.48 ID:ZRhpxi3E0
志保「その……私も美奈子さんの家でまた特訓、いいですか?」
美奈子「いいけど……志保ちゃんはもう生卵特訓はクリアしたんじゃなかったっけ?」
志保「ええ。ですけど……紗代子さんに聞いたら、ジャグリングするといいって聞いて……」
96: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 12:57:06.68 ID:ZRhpxi3E0
卵の特訓で、紗代子のダンスは上達し、しかも歌いながらリズムに合った踊りが出来るようになっていた。
のり子「すごいよね。でも、同じ特訓をしたし、つられてお陰でアタシも上達できたよ」
97: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 12:58:27.59 ID:ZRhpxi3E0
雪歩「プロデューサー?」
紗代子「はい。あ、でもみなさんのプロデューサーじゃなくて、私の担当プロデューサーのことなんですけど」
98: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:00:44.50 ID:ZRhpxi3E0
伊織「ええと……」
雪歩「うーん……」
真「……」
99: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:01:22.67 ID:ZRhpxi3E0
伊織「あんたたち、社長の言葉を真に受けすぎよ。ヒュッテってのは、ドイツ語よ。山小屋って意味。英語だとハット」
真「ハットって、帽子じゃないの?」
雪歩「真ちゃん、それはhat。伊織ちゃんが言ってるのは、hutのハット。ほら、ピザハットって言うでしょ?」
100: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:03:25.32 ID:ZRhpxi3E0
真「なんていうか……ゴメンね」
紗代子「え? いいえ、少しだけでもプロデューサーの話が聞けて良かったです」
真「あー……そうじゃなくてさ」
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