高山紗代子「敗者復活のうた」
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296: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 17:39:51.27 ID:ZRhpxi3E0
P「そういえば、そうだったな。よし、最高の誕生日プレゼントになるよう、がんばるしかないな」

紗代子「そうですね。このバースデープレゼント、自分で掴み取ります!」

のり子「あははっ。自分の誕生日プレゼントを、自分で掴み取るっていうの、紗代子らしいなあ」
以下略 AAS



297: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 17:40:17.83 ID:ZRhpxi3E0
P「え? ああ、そうだったな。2人はもう会ったんだったな」

小鳥「公式ですし、問題ないと思ってこちらからもフォローを返したらDMがきまして」

P「なんて言ってきたんです? 彼女は?」
以下略 AAS



298: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 17:43:17.27 ID:ZRhpxi3E0

杏奈「んと……それで、完了……だよ」

紗代子「うん。助かったよ、ありがとうね。えっと……登録したよ……と、わ! すぐ返事が来た。えっと、ビデオ通話?」

以下略 AAS



299: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 17:43:48.13 ID:ZRhpxi3E0
Shah「あ、ひとつだけ助言……というか警告。961プロに気をつけて」

紗代子「えっ!? どうして?」

Shah「何を考えているのかはわからないけど、あそこの社長がコーエンに接触してるみたいなの」
以下略 AAS



300: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 17:46:16.85 ID:ZRhpxi3E0
高木社長「では、我が765プロからはワールドフェス日本代表予選へ高山紗代子君を、代表として出場することに決定したわけだね」

P「はい。他の娘の担当プロデューサーからも了承を得ました」

高木社長「では改めて、君にひとつ聞きたい」
以下略 AAS



301: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 17:48:03.39 ID:ZRhpxi3E0

     『いつかは今日だった』



302: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 17:49:05.99 ID:ZRhpxi3E0
 ワールドフェスを前日に控え、瑞希は紗代子に声をかける。

瑞希「高山さん。調子は……いかがですか?」

紗代子「あ、うん……大丈夫」
以下略 AAS



303: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 17:51:59.63 ID:ZRhpxi3E0

 そして大会当日。

紗代子「こんなに大勢の参加者がいるんですか!?」

以下略 AAS



304: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 17:53:26.41 ID:ZRhpxi3E0
このみ「961プロから出場予定のアイドルもいたんだけど、出場を取り下げたのよ」

P「なんだって? 961プロにだって今年活動を開始した娘はいるのに……まさか、会場を爆破したりとかするつもりじゃないだろうな」

瑞希「なんでも、961プロは海外も既に視野に入れて活動をしており、今更日本予選などには出ない……と、黒井社長さんはおっしゃっておられたとか」
以下略 AAS



305: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 17:54:02.69 ID:ZRhpxi3E0
 言い掛けて、プロデューサーは口をつぐむ。
 この娘はここまで、こうやって登ってきたのだ。
 止めない歩み、あきらめない心、それがあってこその紗代子なのだ。

P「……5回パフォーマンスをやるなら、順序も大事だ。最初はスローテンポの曲でいこう」
以下略 AAS



306: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 17:54:33.20 ID:ZRhpxi3E0
 大会は進行していく。
 紗代子の歌はやはり、観客や審査員の心を捉えた。
 今や、劇場でも紗代子の歌声は名声を博しつつある。紗代子の歌目当てのお客さんもいるほどだ。
 その歌を、表現豊かなダンスやフリが支えている。
 彼女は疲弊しつつも、順調に勝ち進んだ。
以下略 AAS



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