高山紗代子「敗者復活のうた」
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304: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 17:53:26.41 ID:ZRhpxi3E0
このみ「961プロから出場予定のアイドルもいたんだけど、出場を取り下げたのよ」

P「なんだって? 961プロにだって今年活動を開始した娘はいるのに……まさか、会場を爆破したりとかするつもりじゃないだろうな」

瑞希「なんでも、961プロは海外も既に視野に入れて活動をしており、今更日本予選などには出ない……と、黒井社長さんはおっしゃっておられたとか」

このみ「なんにしても、気味が悪いのよね。いつもやって来るけど、何もせず帰って行くのは」

 確かにこのみの言う通り、結局黒井社長は紗代子のセンター公演も単独ライブもやっては来たが、なにもせず帰っている。
 それが何を意味するのかがわからないだけに、765プロの面々としては嫌な予感がしている。

司会「それではワールドフェスティバル オブ ニューオーダーズ、日本予選を開催いたします! 本大会は予選とはいえ日本を代表する本年新人アイドルの大会……すなわち、1を決定する場でもあります。もちろん全国放送もされております」

 司会者がテレビを意識したMCを始めた。

司会「本大会は脱落形式で進行、最終的に5回の勝ち抜きを果たした娘の優勝となります!」

P「5回もパフォーマンスをやるのか!? ライブやショーじゃないんだぞ!!」

 通常のライブや舞台なら連続して5曲を歌うことも、ないわけではない。だがそれは、事前準備も十分でリハーサルもやった上でのことだ。
 だがこれは、観客も入ったショーではあるが、コンテストでもあるのだ。

紗代子「プロデューサー、私は大丈夫です」

P「そうは言うがな……


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