181: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 15:06:17.11 ID:ZRhpxi3E0
高木社長「先程も言っただろう? これは経験則だよ。そしてそのいつかがやって来た時に、君はプロデューサーとしての真価が問われるだろう」
P「……お言葉は、覚えておきます」
高木社長「うむ。それはそうと、気になることがあるんだが」
P「え? なんです?」
高木社長「二階の最前列……ここから見えると思うが」
P「ええ……ん? あれは……961プロの……」
高木社長「黒井が来ているんだよ。いや、業界としての礼儀で劇場のこけら落とし時から招待状は送っていたんだが、今回初めて来たっていうのがどうにも不思議でね」
765プロと961プロは、互いにライバル関係にある芸能事務所だ。そしてそこには社長同士の因縁もある。
その961プロの社長が、一体なんの用でやって来たのか。それも初めて。
P「確かにいい予感はしませんね」
無愛想に、というよりは不機嫌に腕を組んで座る黒井社長に、プロデューサーは眉を顰めるが、招待客としてやって来たわけでもあり無下にもできない。が、無視もできない。
高木社長「まあともかく、私が目を光らせておく。君は、高山君を頼む」
P「わかりました」
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