高山紗代子「敗者復活のうた」
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180: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 15:05:18.23 ID:ZRhpxi3E0
高木社長「まあそれは、2人の問題だ。高山紗代子君は、確かに目的であるトップアイドルにちゃんと向かっている。あの娘の望む通りに」

P「そうですとも。ギブアンドテイクだ。お互いがお互いを利用して、何が悪いというんです!?」

高木社長「……ひとつだけ、君に言っておこう」

P「? なんです」

高木社長「復讐は、いつか終わる。終わらない復讐などない。なぜなら……」

P「復讐は何も生まない、なんていう話じゃないですよね?」

高木社長「無論、違う。これは君よりは長く人生を歩み、そして多少は愛憎というものを経験している身としての、経験則だ」

P「……うかがいましょう」

高木社長「復讐は、何を以て成し遂げられたとするか……そう考えれば、自ずと明らかだろう。復讐は、その過程が報われた時、終了するのだ」

P「? 復讐をするな、という話ではないんですね?」

高木社長「逆に君に聞こう。君はどうなれば、復讐が終わると思っているのだね?」

P「それは……俺を馬鹿にしたやつらを……そう、特にあいつを見返して……」

高木社長「君は、それを確認できるのかね? 目に見える所で見返せたとわかるのかね?」

P「……」

高木社長「君の復讐も、いつか終わる。そして、そのいつかは突然にやってくる」

P「それは、予言ですか?」


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