121: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:27:11.06 ID:ZRhpxi3E0
紗代子「もちろん! 亜利沙ちゃーん。可憐ちゃんと代わってあげて!!」
静香「その後は、私もいいですか?」
志保「ふーん」
122: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:30:25.56 ID:ZRhpxi3E0
瑞希「高山さんは、不思議です……」
紗代子「え? なにが?」
123: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:31:07.33 ID:ZRhpxi3E0
とある場所で、高山紗代子のプロデューサーは、ホウキを手にしていた。
独りであり、誰見ることのない場所であったが、掌に乗せる前から手は激しく震えている。
そして掌に乗せると同時に、ホウキは手のふるえを伝え揺れながら床に落ちる。
124: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:32:08.92 ID:ZRhpxi3E0
高木社長「ではこれより、765プロ劇場公演センター争奪社内オーディションを開催する。まずは誰かな」
のり子「はい。アタシから。福田のり子、ハウスダンス踊ります」
125: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:33:35.43 ID:ZRhpxi3E0
そして亜利沙の順が回ってきた。
亜利沙「松田亜利沙、蒼い鳥をう、歌います!」
志保「え!? 歌唱力で有名な千早さんの名曲をわざわざ……?」
126: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:34:32.53 ID:ZRhpxi3E0
小鳥「はい、では次は可憐ちゃん」
可憐「は、はい。あ、あの……篠宮可憐、あ、歩きます」
昴「え? 歩く?」
127: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:37:03.81 ID:ZRhpxi3E0
のり子「さあ、いよいよ紗代子の番だけど、いったい何をやるの?」
瑞希「さあ……私は、聞いていませんが……」
紗代子「高山紗代子、童謡を歌います」
128: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:37:31.91 ID:ZRhpxi3E0
のり子「え? ちょうど1分!?」
紗代子「うん。特訓通り。やった!」
琴葉「え? もしかして、狙ってちょうど1分にしてたの?」
129: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:38:59.22 ID:ZRhpxi3E0
高木社長「では第一回目の審査結果を発表しよう。勝ち抜けたのは、松田亜利沙君、篠宮可憐君、最上静香君、伊吹翼君、春日未来君、福田のり子君、周防桃子君、田中琴葉君、真壁瑞希君。そして最後は……」
全員が息を飲む。
高木社長「高山紗代子君。以上10名だ」
130: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:42:02.16 ID:ZRhpxi3E0
亜利沙「ありさ……まさか一回戦を勝ち抜けると思っていませんでしたから、次のパフォーマンスの準備をしていませんでした」
紗代子「大丈夫だよ」
亜利沙「え?」
131: ◆VHvaOH2b6w[saga]
2019/12/29(日) 13:43:17.51 ID:ZRhpxi3E0
琴葉「うん。わかってるわ。そういうの……今までは業界の常識みたいに思ってたけど、そう思っていたことが間違っている気がしてきた」
紗代子「え?」
桃子「桃子も……」
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