長富蓮実「その名は、ハスラー♪」
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130: ◆hhWakiPNok[saga]
2019/12/28(土) 15:18:43.85 ID:G9OiTGlK0
 密着取材は、インタビューから始まる。が、カメラチェックの段階で、視線の定まらない蓮実に、俺は注意を与える。

P「蓮実、どんな時にもカメラを意識しろ。その位置を把握しろ。どう見せるかを考えろ」

蓮実「はい。あの……どこを見ればいいんですか?」
以下略 AAS



131: ◆hhWakiPNok[saga]
2019/12/28(土) 15:19:14.08 ID:G9OiTGlK0
P「じゃあすみません、最初からお願いします」

カメラマン「はい」


以下略 AAS



132: ◆hhWakiPNok[saga]
2019/12/28(土) 15:19:45.27 ID:G9OiTGlK0
 インタビューを撮り終えると、俺たちはレッスン場に移動する。
 レッスン風景を撮ってもらうが、さすがに蓮実はもう撮られ方を掴んできている。堂々とした、それでいてカメラを意識していないかのような歌とダンスを一通り終える。
 が、それはあくまでレッスンの冒頭部分だ。まだ蓮実の体力も満タンの状態でのことだ。

P「と、ずっと撮り続けられてお疲れでしょう。社食ですが、用意をしています。ひと休憩入れましょうか」
以下略 AAS



133: ◆hhWakiPNok[saga]
2019/12/28(土) 15:20:14.38 ID:G9OiTGlK0
 午後からは、いよいよSの番組収録だ。と言っても、本番であるトーナメント戦は明日で、今日はその顔合わせとCMと組み合わせ発表の収録だ。

奈緒「お、蓮実ちゃーん。一緒に収録だな」

比奈「テレビ局……緊張するっスね」
以下略 AAS



134: ◆hhWakiPNok[saga]
2019/12/28(土) 15:20:44.48 ID:G9OiTGlK0
蓮実「そうですね……でも、大切なのはSちゃんよりも対戦するお相手の方です」

奈緒「まあ、そうだよな。あたしらも、レトロなアニメの主題歌とか練習してきたからな」

比奈「もし対戦することになったら、全力で歌うっスからね」
以下略 AAS



135: ◆hhWakiPNok[saga]
2019/12/28(土) 15:21:13.08 ID:G9OiTGlK0
奈緒「最初から比奈さんが相手かあぁ〜!!」

比奈「ってことっスね。手加減はナシっスよ」

奈緒「うーん……ちょっとびっくりしたけど、やるからにはあたしも勝つつもりでやるよ!」
以下略 AAS



136: ◆hhWakiPNok[saga]
2019/12/28(土) 15:21:45.16 ID:G9OiTGlK0
奈緒「対戦相手のG番のとこ、空白……だよな?」

 言われてみると確かに、会場には蓮実と神谷さんに荒木さん。そして余所の事務所の娘が4人……合計で7人しかいない」
 急な募集で、アイドルが8人は集まらなかったのか?

以下略 AAS



137: ◆hhWakiPNok[saga]
2019/12/28(土) 15:24:14.61 ID:G9OiTGlK0
蓮実「G番……」

S「どこかで蓮実ちゃんと当たりたいなあって思ってたけど、まさか最初から対戦できるなんてね」

P「確かに……」
以下略 AAS



138: ◆hhWakiPNok[saga]
2019/12/28(土) 15:24:42.20 ID:G9OiTGlK0

カメラマン「対戦相手、意外な相手でしたが?」

蓮実「そうですね、驚きました。でも、同時に嬉しいです」

以下略 AAS



139: ◆hhWakiPNok[saga]
2019/12/28(土) 15:25:12.10 ID:G9OiTGlK0

 その夜、俺は蓮実に電話をした。
 こういうことは珍しいことだ。レッスン等で気になったことがあれば、平素ならその場で蓮実と意見交換ができるからだ。

P「なかなかの回答だったな、帰りの車中でのインタビューは」
以下略 AAS



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