めぐみん「敵いませんね、アクアには」ダクネス「ああ、まったくだ」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/25(水) 01:11:02.34 ID:ez5T+FUIO
「くぅ……くぅ……」

3人でベッドに入り、明かりを消してまもなく。

「こいつ、寝やがった……」

速攻で寝息を立て始めためぐみんに戦慄する。
大方、冬ということもあって近頃めっきり寒くなってきたので俺のことを湯たんぽ代わりにしようという魂胆だったのだろう。期待を返せ。

「ど、どうする、カズマ……?」

右隣で爆睡するめぐみんに見切りをつけて、左隣を向くと、モジモジするダクネスと目が合ったが、どうするも何もどうしようもないので。

「俺たちも寝るか」
「ええっ!? な、何もしないのか!?」
「この状況で何をする気だよ」

3人でするならばまだしも、1人が寝ている横でコソコソと致すような特殊な趣味は持ち合わせていないので、俺が目を瞑ると後ろからめぐみんが抱きついてきた。手が冷たくて驚いた。

「むにゃむにゃ……あたたかいです」
「ったく、人の体温奪いやがって……」

どうやら色々と肉付きに乏しいめぐみんは冷え性らしく、ごっそりと体温を持っていかれた俺を見かねて、正面のダクネスがおずおずと。

「カ、カズマ、もし良かったら、その……」
「では、遠慮なく」
「ま、まだ何も言ってない!?」

遠慮なくダクネスを抱きしめて、唯一の取り柄である膨よかな胸元に顔を埋めると、ダクネスは取り乱しつつも、優しく抱き返してきた。

「ダクネスはあったかいな」
「そ、そうか……?」
「知ってるか? 体温が低い人ほど、心があたたかいらしい。つまりお前は薄情者なんだな」
「な、なんだそれは!? どうしてそうなる!」

揶揄うとダクネスの体温がまた上がった。
少し速い鼓動の音が心地良くて、眠くなる。
なんだかんだ言ってもバブみ溢れるクルセイダーの温もりに包まれて、俺は意識を手放した。


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