めぐみん「敵いませんね、アクアには」ダクネス「ああ、まったくだ」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/25(水) 01:08:22.24 ID:ez5T+FUIO
「ダクネス」
「ふへへ……ピカピカだぁ」

厄介な住人は残り1人。
頭のおかしいダクネスは、俺が気まぐれでクリスマスプレゼントとして買ってやった鎧を磨きつつ、よだれを垂らして頬ずりをしていた。
呼びかけてもこちらに気づいていない様子。

ならばと、音もなく背後に忍び寄り。

「ふぅ〜っ」
「んにぁああああああっ!?」

俺が耳に息を吹きかけると、ダクネスは奇声をあげて飛び上がった。そこでふと閃いた。

「なあ、ダクネス」
「な、なんだカズマ。いきなりにゃにをする」
「今晩、俺の部屋に来ないか?」

思いつきで誘うと彼女は唖然とした面持ちで。

「へっ? そ、それは、どういう意味だ?」
「言わせんなよ、恥ずかしい」

俺はただ、両手に華を持ちたいだけだ。
本当はめぐみんとエリス様が良かったが、背に腹は代えられない。ダクネスで妥協しよう。

「別に、無理にとは言わないぜ」
「……お前には鎧を貰った恩がある」
「だから?」
「ひ、一晩だけだからな!」

人に良いことをすれば自分に良いことがあるとはよく言ったもので、俺は極上の肉布団を手に入れたわけだが、めぐみんは気に入らなかったらしく、俺と同衾するダクネスを見てキレた。

「どうしてダクネスが居るのですか!?」
「多いに越したことはないと思って」
「わ、私は数合わせの為に呼ばれたのか!?」

そんな一悶着がありつつも、なんとか3人で川の字になってベッドに潜ることに成功した。
とはいえ、計画通りなのはここまでであった。


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