北条加蓮「藍子と」高森藍子「灰を被っていた女の子のお話」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 17:30:19.46 ID:SmxjqBVS0
加蓮「……えーと、あと5分くらい?」

藍子「加蓮ちゃん。約束の時間は13時ではなくて、13時5分ですよ」

加蓮「そ、そうだったよね。じゃああと10分」
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 17:30:51.99 ID:SmxjqBVS0
加蓮「ってなんで藍子が知ってんの。ほとんど話したこともないでしょ」

藍子「ほら、前のクリスマスの時の。写真、私に預けてくれましたよね?」

加蓮「うん」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 17:31:19.99 ID:SmxjqBVS0
藍子「あっ、でも……優しそうな方だったけれど、少し、厳しそうな方にも見えたかな……」

藍子「だ、大丈夫ですよね。怒られたり、しませんよね……?」

加蓮「私はともかく、藍子が怒られる理由って何もなくない……?」
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 17:31:49.95 ID:SmxjqBVS0
藍子「加蓮ちゃんではありませんけれど、私も最近、病院にはぜんぜん行っていないんです」

加蓮「まあ、あんなとこ行く必要がないなら行かなくていいでしょ」

藍子「確かに……? あっ、でも、例えばインフルエンザの予防注射とか、大事ですよね。インフルエンザになったらお散歩できませんし、学校にも、事務所にも行けなくなってしまいます」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 17:32:20.32 ID:SmxjqBVS0
加蓮「あと3分――」

藍子「そろそろ、外で待っていますか?」

加蓮「……そうしよっか。あの人のことだから、たぶんぴったりに来ると思うけど……外の寒さにも慣れておかなきゃね」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 17:33:21.17 ID:SmxjqBVS0
――カフェの外――

加蓮「……長椅子が置いてある」

藍子「店員さんに、腰掛けてお話できる椅子はありますか? って聞いたら、テラス席の物を貸してくれました」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 17:33:50.64 ID:SmxjqBVS0
藍子「ふんふん、カフェの椅子は手作り……っと」

加蓮「? ここのことコラムにでも書くの?」

藍子「ううん。最近、カフェの細かい工夫とか、装飾を見るのにはまっているんですっ」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 17:34:23.09 ID:SmxjqBVS0
……。

…………。

「ここが行きつけのカフェ……。加蓮ちゃんから、カフェの前で、って言われた時にはびっくりしちゃった」
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 17:34:50.32 ID:SmxjqBVS0
「……そういえば、今日もそっちの子……藍子ちゃん、だったかな? 今日も一緒なのね」
「藍子ちゃんも、お久しぶり」

藍子「あっ、……お久しぶりですっ」

以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 17:35:20.83 ID:SmxjqBVS0
加蓮「変な子でしょー」

藍子「むっ」

「加蓮ちゃん。あなたを支えてくれた女の子でしょ。そういう言い方は、良くないんじゃないかな?」
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 17:35:51.64 ID:SmxjqBVS0
加蓮「で、さ。とりあえず……私に何の用だったの? 会いたい、って……」

「……」

加蓮「正直もう話すことなんてなくて、っていうか会うこともないって思ってたし……会いたいとも思ってなかった」
以下略 AAS



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