北条加蓮「藍子と」高森藍子「灰を被っていた女の子のお話」
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57:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/24(火) 17:59:53.22 ID:SmxjqBVS0
プレゼントの手渡し会は、それからもとっても盛り上がりました。
途中、加蓮ちゃんが「やば、メッセージカード忘れて……!」と呟いて、私もすっかり忘れてしまっていたので、慌てて用意していたカードを渡していって。
楽しそうな声につられたのか、廊下から他の子たちも次々に集まってきたりして。やっぱり「かれんちゃんだ!」とか、「サンタさんだ!」って声も、いくつも聞こえてきて。
わいわいがやがや。なんだか、親戚のみなさんが家に集まった時みたいっ。

「よ〜し、みんな受け取ったかな〜?」
「「「は〜い!」」」「うん!」「……う、うんっ」「おう!」「いえーい!」
「今日のプレゼントは、これでおしまい! みんな、メリークリスマース!!」
「「「「「「めりーくりすまーす!!」」」」」「……ま、まーすっ」

みんなで声を揃えたのは、始まってから1時間とちょっとが経った頃。
子どもたちは、まだ休憩スペースではしゃぎまわったり、座ったままじーっともらったプレゼントを眺めたり、お父さんやお母さんに見せにいったり、はたまた廊下の向こうへ走って行っちゃったりっ。
その中でも、加蓮ちゃんのサンタ服の膝のところや袖をくいくいと引っ張る子もいて、その度に加蓮ちゃんは、な〜に? と笑顔を見せます。

楽しい時間は、もうちょっと続いていくようです。


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