北条加蓮「藍子と」高森藍子「灰を被っていた女の子のお話」
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36
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/24(火) 17:45:51.86 ID:SmxjqBVS0
加蓮「……」
「……」
藍子「……?」
以下略
AAS
37
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/24(火) 17:46:22.26 ID:SmxjqBVS0
加蓮「私、あなたの……アンタ達の顔ばっかり見てた、んだと思う」
加蓮「気持ち悪い作り笑いを浮かべてる顔とか、嘘をついてるって分かるように頬を窪ませてるところとか。顔だけで判断してたから、大人共の目なんて見たことなかった」
加蓮「それだけ見て、コイツら自分のことしか考えてないんだ、私のことなんてちゃんと見てないんだ……って、勝手に判断してたのかも……」
以下略
AAS
38
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/24(火) 17:46:52.01 ID:SmxjqBVS0
加蓮「…………っ、明後日!」
加蓮「明後日――クリスマスは、大人じゃなくて子供に会いに行って、子供達の為にプレゼントを配るんだからね? 大人とか、どーでもいいし!」
加蓮「そのついでに、もし時間があったら……ちょっとくらいなら、話してあげてもいいけど。本当にそれだけなんだからね?」
以下略
AAS
39
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/24(火) 17:47:23.65 ID:SmxjqBVS0
藍子「あのっ、看護師さん。どうして加蓮ちゃんに、プレゼントを配ってほしいって依頼をされたんですか?」
藍子「加蓮ちゃん、この依頼を受けるかどうかって悩んでいた時に、ずっと考えていたんですよ」
藍子「アイドルの、って書いていなかったら、また前みたいに夜にこっそりと……と、計画もしてましたっ」
以下略
AAS
40
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/24(火) 17:47:52.14 ID:SmxjqBVS0
「私としてもちょうどよかった。加蓮ちゃんに会う理由にもなったから」
「と言っても、昔話なんてするつもりはなくて、さっきの近況報告だけして帰るつもりだったけど……」
「何やら加蓮ちゃんが話したそうにしているからね? つい、色々話しちゃった」
加蓮「何それ、私のせい!?」
以下略
AAS
41
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/24(火) 17:48:23.20 ID:SmxjqBVS0
「小さい頃の加蓮ちゃんより、ちょっぴり素直で、とっても可愛くなったわねー」
藍子「なるほど〜……。あの、他にも加蓮ちゃんのことを教えてください! まずは――」
加蓮「藍子おおおおおおおおおおおおおおっ!!! おっ、終わり! 話は終わり! アンタが聞けって言ったこと聞いたし!」
以下略
AAS
42
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/24(火) 17:48:51.91 ID:SmxjqBVS0
――数十分後――
「じゃあ、またね。加蓮ちゃん。また2日後に」
「藍子ちゃんも。今度また、加蓮ちゃんについていっぱい話しましょ!」
以下略
AAS
43
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/24(火) 17:49:21.73 ID:SmxjqBVS0
加蓮「あーもー……。もー……」
加蓮「はぁっ。……でも、とりあえず……。何か……。何か、乗り越えられた感じ」
藍子「加蓮ちゃん……。うんっ。お疲れさまです♪」
以下略
AAS
44
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/24(火) 17:50:23.97 ID:SmxjqBVS0
藍子「……ねえ、加蓮ちゃん」
加蓮「何?」
藍子「よかったんですか? プレゼントのお話、引き受けても――」
以下略
AAS
45
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/24(火) 17:50:52.10 ID:SmxjqBVS0
加蓮「さーて、急いで準備しなきゃ。プレゼントは向こうで用意するって言うけど、やっぱメッセージカードくらいはつけてあげたいよね」
加蓮「あとはスケジュールに段取りの確認。衣装は今どこに置いてるんだっけ? Pさんに聞いてみなきゃね!」
加蓮「あ、そうそう。藍子も手伝ってよ? ほら、前の握手会の時は手伝ってあげたんだし?」
以下略
AAS
46
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/24(火) 17:51:22.12 ID:SmxjqBVS0
<店員さーん。ただいまーっ
<ただいま戻りました♪ はいっ。今日はもう少しだけ、ここにいさせてください
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