北条加蓮「藍子と」高森藍子「灰を被っていた女の子のお話」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/24(火) 17:33:21.17 ID:SmxjqBVS0
――カフェの外――
加蓮「……長椅子が置いてある」
藍子「店員さんに、腰掛けてお話できる椅子はありますか? って聞いたら、テラス席の物を貸してくれました」
以下略
AAS
13
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/24(火) 17:33:50.64 ID:SmxjqBVS0
藍子「ふんふん、カフェの椅子は手作り……っと」
加蓮「? ここのことコラムにでも書くの?」
藍子「ううん。最近、カフェの細かい工夫とか、装飾を見るのにはまっているんですっ」
以下略
AAS
14
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/24(火) 17:34:23.09 ID:SmxjqBVS0
……。
…………。
「ここが行きつけのカフェ……。加蓮ちゃんから、カフェの前で、って言われた時にはびっくりしちゃった」
以下略
AAS
15
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/24(火) 17:34:50.32 ID:SmxjqBVS0
「……そういえば、今日もそっちの子……藍子ちゃん、だったかな? 今日も一緒なのね」
「藍子ちゃんも、お久しぶり」
藍子「あっ、……お久しぶりですっ」
以下略
AAS
16
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/24(火) 17:35:20.83 ID:SmxjqBVS0
加蓮「変な子でしょー」
藍子「むっ」
「加蓮ちゃん。あなたを支えてくれた女の子でしょ。そういう言い方は、良くないんじゃないかな?」
以下略
AAS
17
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/24(火) 17:35:51.64 ID:SmxjqBVS0
加蓮「で、さ。とりあえず……私に何の用だったの? 会いたい、って……」
「……」
加蓮「正直もう話すことなんてなくて、っていうか会うこともないって思ってたし……会いたいとも思ってなかった」
以下略
AAS
18
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/24(火) 17:36:21.03 ID:SmxjqBVS0
「さあ、加蓮ちゃん。お先にどうぞ」
「あなた達が……加蓮ちゃんがお話を教えてくれるの、大好きだから。教えてほしいな?」
藍子「加蓮ちゃんのお話を?」
以下略
AAS
19
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/24(火) 17:36:50.56 ID:SmxjqBVS0
加蓮「あ、あのさぁ! その……昔の話! すごく聞きたいって訳じゃないんだけど、……教えて!」
「はい。なぁに?」
加蓮「私っ……私、あなた以外の大人のこと、全然知らなくて」
以下略
AAS
20
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/24(火) 17:37:21.17 ID:SmxjqBVS0
藍子「……加蓮ちゃんっ。おちついて。がんばって?」
加蓮「……うん」
加蓮「病院の人っ! 病院の人達は……私のこと、どう見てたの? どんな子だって思ってたの?」
以下略
AAS
21
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/24(火) 17:37:50.57 ID:SmxjqBVS0
加蓮「あのっ。けど、これっ、……藍子に! 藍子に言われて、もしかしたらそうかもー? って、ちょっと考えただけだから!」
加蓮「別にっ、ないならないでいいし! っていうかもし仮にあったとしても! 別にアンタも、病院の奴らのことも、病院もぜんぶ! 嫌いだからね。今でも大っ嫌い!」
加蓮「プレゼントを配るのだって、別に引き受けるって決めた訳じゃなくて!」
以下略
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