16:名無しNIPPER[saga]
2019/12/20(金) 00:04:57.47 ID:wgYoLY+J0
次に目をさましたのは、病院のなかで、
なーちゃんの泣く声をきいたときでした。
病室には、窓際に花束がそえられていて、
17:名無しNIPPER[saga]
2019/12/20(金) 00:21:45.24 ID:wgYoLY+J0
甜花はもう一度、「なーちゃん」と呼びました。
だけど、なーちゃんはずっと泣いているだけでした。
18:名無しNIPPER[saga]
2019/12/20(金) 00:24:04.02 ID:wgYoLY+J0
これは後で知ったことですが、
なーちゃんをつきとばした甜花は、
なーちゃんのかわりに、ぐちゃぐちゃの身体に
なっていたそうです。
19:名無しNIPPER[saga]
2019/12/30(月) 14:21:11.71 ID:i5Lgphnr0
「泣かないで」と甜花はいいました。
それから、なきむしのなーちゃんの頭をなでてあげました。
それでもなーちゃんは、泣き止みませんでした。
20:名無しNIPPER[saga]
2019/12/30(月) 14:22:25.44 ID:i5Lgphnr0
「どうしたら、なーちゃんは元に戻るのかな」
ふたりが行ってしまった後、
頭を抱えた甜花は、頼れるひとを思い出しました。
そうだ、千雪さんところに行ってみよう!
21:名無しNIPPER[saga]
2019/12/30(月) 14:24:36.54 ID:i5Lgphnr0
千雪さんは、アルストロメリアという名前で、
なーちゃんと甜花の三人でユニットをくんでいて、
いつだってなーちゃんと甜花のことを
気にしてくれていました。
22:名無しNIPPER[sage]
2020/03/28(土) 15:14:18.95 ID:d8JxcFhv0
期待してたのに、悲しい
23:名無しNIPPER[saga]
2021/03/13(土) 20:49:58.23 ID:usXGZXW+0
「なにか、あったのかな……」
事務所の前で立ち尽くしたまま、辺りをみわたします。
むかしの賑わいが既に薄れてしまったその場所に、
24:名無しNIPPER[saga]
2021/03/14(日) 00:15:24.74 ID:RKgzRyGx0
「おじゃま、しまぁす……」
甜花は、おそるおそる事務所のなかへと入ります。
見つかったら誰かにおこられるかも、
25:名無しNIPPER[saga]
2021/03/14(日) 00:18:38.39 ID:RKgzRyGx0
さて、気を取り直して事務所をのぞいた甜花は、
おもわず声をもらしてしまいます。
しかし、それは予想通りといったところで、
26:名無しNIPPER[saga]
2021/03/14(日) 00:23:49.13 ID:RKgzRyGx0
「どうして……こんなことに?」
暗がりのなかで、甜花は途方に暮れてしまいます。
もしかすると、知らないうちに283プロダクションは
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