91: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 08:19:24.45 ID:sHF766Jg0
夢邪鬼が語る衝撃の事実。美穂がこの世界を願った? 作った? コイツは何を言って……。
美穂「プロデューサーさんは気付かないんですか? 私と【私】の違いに」
「気付かない……?」
92: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 08:22:18.20 ID:sHF766Jg0
続きはちょびちょびやってきます。今日中に完結させたい……
93:名無しNIPPER
2019/12/16(月) 12:02:00.79 ID:hhCea+pNO
面白いよ 頑張って
94: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 19:37:10.43 ID:nY0iWbpOO
「ん? 卯月からメール?」
12月16日になってすぐ、卯月から画像付きのメールが届く。ピンクチェックスクールの3人が写っていて、真ん中に座る美穂は「本日の主役」と書かれたタスキをつけている。
「仲良いなぁ」
95: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 19:38:37.43 ID:nY0iWbpOO
「おはようございますっ!」
「おはよう美穂」
「ふふっ、良い天気ですね!」
96: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 19:42:07.18 ID:nY0iWbpOO
「すみませんね、美穂ちゃんと仲良くしてたところ邪魔しちゃって。今度の新年ライブの資料を確認しておいて欲しくて」
ライブの当日だというのに先のライブの資料にも目を通さなくちゃいけないとはな。
「あの、それと……風の噂で聞いたんですけど」
97: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 19:43:23.93 ID:nY0iWbpOO
undefined
98: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 19:43:59.16 ID:nY0iWbpOO
「ハッピーバースデー! 美穂ちゃん!」
「わわっ! ケーキ!?」
本番のステージは冬の寒さに負けないくらいの熱気に包まれていた。アイドル、ファン、スタッフ。ここにいる誰もが美穂の誕生日を心から祝ってくれていた。美穂もそれを感じてくれていたはずだ。そんな中でステージの上にやってきたクマの顔を象ったケーキには驚きも一塩だろう。こっそり用意してくれた3人も満足げだ。
99: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 19:48:06.83 ID:nY0iWbpOO
「今日のライブすごく楽しかったです……! みんなにお祝いしてもらって……幸せです!」
ライブが終わり宴もたけなわ。気を遣ってくれた藍子達はタクシーで帰宅し、車の中には俺と美穂だけ。何の気なしにつけたカーラジオからはしっとりとしたクラシック音楽が流れている。
「あの、プロデューサーさん」
100: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 19:50:13.38 ID:nY0iWbpOO
「美嘉ちゃんが読んでた本に載ってたんです。冬の夜景が綺麗な場所だ、って」
それはいわゆるデートスポットの一つだ。カリスマギャルが買うような雑誌に載ってしまった時点で穴場という言葉は消えてしまう。俺たちの他にも何組かカップルがいたけどみんな星空と隣の恋人に夢中なようでこちらに一切の興味を向けやしない。アイドルの小日向美穂がいるぞ! と叫んでも然程気にはならないだろう。
「えっとあの星がベテルギウスだから……プロデューサーさん、冬の大三角形ですっ!」
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