78: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 07:25:49.43 ID:nY0iWbpOO
「うん……? 卯月?」
「はい? 呼びまし」
「そうだ! 月だ!」
いや、それだけだとまだ足りない!
「満月だ!!」
「! それ、正解かもしれません!」
2人で慌てて窓越しに夜空を仰ぐ。まだ雪は降り続けていて月なんて見えやしない。
「くそ、すぐに満月にはならないか」
「ですがひとつ、突破口ができたかもしれません」
「ああ。明日になってこの記憶がなくなってる、ってことがなければいいけど」
「あのー? プロデューサーさん? 肇ちゃん? 私、何かしたのかな……?」
困惑する卯月をよそに鏡は俺がこっそり預かることになった。出来る事は満月の夜まで隠し通しすこと。そして、犯人の目星をつける事だ。
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