57: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 01:20:03.68 ID:nY0iWbpOO
「きゃー! 美穂の足元にフナムシの行進!」
「きゃあ!?」
可愛らしい悲鳴と共に美穂が転がるように木の裏から出て来た。水着で。
「あっ」
「え、えっと……足元にフナムシが……」
美穂は足元を見るがそこにフナムシは1匹たりともおらず、木の裏から出てきた加蓮と卯月が笑っていた。加蓮は悪戯が成功した子供のように、卯月はあははと困ったように笑っている。
「加蓮ちゃんー!」
「見間違いだったかな? でもいいの? プロデューサーさん、美穂の水着に釘付けだよ?」
「み、見ないでくださいー!」
顔を赤らめ恥じらい身をもじらせる。水着で。大事なことなのでワンモアセッ、水着で。
「見られちゃったあ……」
「あー、うん。俺のスーツ貸すから、それ着たらまだマシでしょ」
「す、すみません……」
スーツの上着を貸すと美穂は身体を隠すようにまるまる。しかし美穂が水着なんて、プライベートだとわからないけど……初めて見たな。
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