56: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 01:19:15.01 ID:nY0iWbpOO
「プロデューサーさん、寝相悪いね」
「一応聞くけど加蓮。今の季節は?」
「見ての通り、夏だけど?」
昨夜夜桜を楽しみつつ見張っていたけどやはりと言うべきか突然襲われた睡魔に負けて朝になる。照りつけるような太陽の暑さ、水着から見せる眩しいふともも、ふともも、ふともも。
「すけべな目してるー」
「寝起きはこんな顔だっての」
「そんなプロデューサーさんにサプライズがあるんだけど」
「ほう」
加蓮は悪戯っぽく笑うと桜の木に視線をやる。
「桜の精霊でも捕まえた?」
「まさか。ほら、早く出ておいで美穂」
美穂の名前を呼ぶも木の後ろからひょっこり見えるアホ毛が揺れて、大丈夫ですと励ますような卯月の声に対応してうーっ、と恥ずかしそうに悶えるだけだ。
「ちょっと待っててね」
加蓮はそう言うと木の裏に隠れている美穂と何か話している。行っちゃえ行っちゃえと囃し立てる加蓮and卯月とまだダメまだダメと繰り返す美穂。
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