26: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 00:43:32.29 ID:nY0iWbpOO
結論から言うと、不思議なことに事務所の中は電気も水道もガスも生きていた。それどころか食材の備蓄も豊富にあり、賞味期限もまだ先だ。
「食は存外簡単に確保できましたな」
不本意ながらサバイバル状態に陥った俺たちだったが神様はそこまでエゲツない真似をする気はないらしい。食事と最低限のライフラインは用意してくれているようだ。
「いきなり荒廃した未来に来た! って感じじゃなさそうだ」
映画の見すぎと言われればそれまでだけど、さっきまで真面目にその節も考えていた。そうこう考えていると美味しそうな匂いが漂って来た。お腹の虫も遠慮なくぐうぐうと鳴り出した。ほら、俺以外にも。
「わ、私じゃないですよっ!?」
そのリアクションは自白してるようなものだぞ、美穂。
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