25: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 00:42:36.84 ID:nY0iWbpOO
「あれ! 時計台が!」
美穂が指差す先には事務所のシンボルともいえる時計台は拷問器具と形容するのがふさわしいくらいに針が高速でグルグル回っている。これじゃあ時間なんてわからない!
「と、とにかく! まずは何か食べましょう! みんなお腹空いてますよね? 腕によりをかけて作っちゃいますよ!」
「響子さん。じゃあ私も手伝いますね」
とはいえこんな状況でも腹は減る。響子と肇は何を作ろうかと話しながら事務所の食堂へと向かった。
「あのさ、何か食べるのはいいんだけどガスとか水道……通ってるの?」
「……その時は大和亜季先生にサバイバル飯をご教授願うか。じゃがいも、1から育てような」
「そこまでポテトジャンキーじゃないからね私」
じゃがいもひとつひとつに名前つけそう、って言ったら足を踏まれるだろうか。やめておこう。
143Res/165.23 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20