小日向美穂「グッバイ、ネヴァーランド」
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121: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 20:30:02.32 ID:nY0iWbpOO
「その法螺貝っ!」

「亜季さんに素潜りでとってきてもらった、とっておきの法螺貝です! この時のために、用意していたんです。一発逆転の切り札を!」

「!? お、お前えええええ! 何をしている! やめろおおお! その娘をつぶせええええ!!」

 法螺貝を見た途端夢邪鬼は途端に焦りだし特大ぴにゃこら太に命令して肇を潰そうとする。しかし肇は焦ることなく大きく息を吸い込み法螺貝を吹いた。

「おはようの時間です、芳乃さん!」

『ぶおおおおおおおおおおおおおお!!!』

 古来より、法螺貝は大きな力の象徴であった。特にインドの叙事詩においては名だたる英雄たちの傍らには常に白い法螺貝があり、彼らが法螺貝を鳴らす時、戦いの始まりを告げ的は恐怖に慄いたという。

「――てー……」

「お、おおっ!」

「でしてーーーーーー!!!!!」

 そして狂乱の夢の中、肇が鳴らした法螺貝は大いなる力を呼び起こした!!


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