小日向美穂「グッバイ、ネヴァーランド」
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109: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 20:08:37.54 ID:nY0iWbpOO
P「8年分さ、世界をループしてきたわけだけど……正直俺の方が限界きたんだよね」

「限界だと?」

P「飽きちゃったってこと。ロイヤルランブルみたいに小出しにアイドル出したり、色々世界に介入して来たけど……やっぱり何にも事件が起きないと退屈しちゃうわけよ」

「なんだよ……それ……」

 美穂を誑かしておいて、なんで言い草をするんだこいつは。同じ顔で言われるだけに余計怒りが湧く。

P「色々考えたんだよ? 例えばコラボって名目で他の夢から人連れてきたり」

仮面の男「例えば私や」

熱血教師「例えば俺!」

音痴なアイドル「例えば俺とか」

 次から次へと見覚えのない人物に化ける。

P「でもまぁ、結局のところマンネリを脱却するには足りなくてね。そこでテコ入れを考えたのさ。それがサバイバル編。彼女とその周りの人間を集めて衣食住が揃ったゆるーいサバイバルをしてもらおうと思ったの。そうすれば彼女の本当の……っと、今は関係ないか」

P「そして彼女と特に親しいアイドルを選んで新しい夢の中に引き入れたってわけ。だからみんなは夢の中でさらに夢を見ているってこと、ややこしいか?」

「明晰夢、ってやつでありますな」

P「まあ、そんなところだな。ちなみに秋が来ないのは今度は飽きないようにって意味を込めたダブルミーニングだったけど気付いてた?」

 つまらない冗談に笑う余裕すら俺たちにはなかった。



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