108: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 20:07:08.71 ID:nY0iWbpOO
「なんだよ、それ」
夢邪鬼はまるで俺たちを登場人物にしたゲームを作り上げたかのように話す。
莉嘉「美穂ちゃんが望んだ世界は美穂ちゃんだけ引き入れても仕方なかったんだ☆だってアイドルってみんながいてこそでしょ?」
みりあ「事務所ごと夢の世界に送ってそこで新しいアイドルとしての一歩を踏み出してもらったんだよ!」
千枝「でも一気にみんな連れて行くと怪しまれると思ったから……何回かに分けてアイドルを登場させたんです」
桃華「あるアイドルはクリスマスに」
瞳子「あるアイドルはお正月に」
ちとせ「あるアイドルは大々的に宣伝されて☆」
みちる「フゴフゴフゴ! んがぐぐっ! けほっ! 世界がループしていることに気付かせないようにしたんです!」
雫「でも総選挙とアニバーサリーライブまでは誤魔化せないので、世界をループさせながらも数をこなしていったんですよー」
紗枝「全ては、美穂はんを夢から醒めなさせないため、どすえ」
荒唐無稽だが信じるほかなかった。俺たちは総選挙もライブも全ては応援してくれているファンのみんなのためにやっていると思っていた。だけど真実は違った。ただ1人、美穂を夢の世界に繋ぎ止めるためだけに全てが動いていたのだ。
「じゃあ何故その世界を破壊して私たちだけを送り込んだのでありますか!?」
P「はぁ、これはアイドルの姿になっていうわけにはいかないよな」
ため息をついて夢邪鬼は俺の姿に化ける。
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