小日向美穂「グッバイ、ネヴァーランド」
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107: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 20:05:32.08 ID:nY0iWbpOO
 亜季の推理に全員がハッとする。そうだ、おかしいんだ。初期から事務所にいた美穂、卯月、藍子、加蓮。その半年後くらいに入ってきた肇。それから亜季、悠貴と芳乃。時系列でまとめるならば……第一回総選挙に参加していた5人と、それ以降に入った3人。総選挙は今年で8回やっている。にも関わらず……俺たちは歳をとっていない。みんな、プロフィールに書かれた年齢のままなんだ。

「えっと? こんがらってきました」

「ものすごくざっくりと言うと! 俺たちは何年経っても歳をとっていない! そのくせ総選挙やアニバーサリーライブの数字は増えていっている! 要は……サ◯エさん時空だ!」

「サ、サザ◯さん!?」

 卯月は情報量の多さに混乱しているようだ。無理もない、だってこれまで当たり前のように思っていたことがおかしいと認識した時、自分がいた世界が揺るいでしまうのだから。

「これも説明してもらうでありますよ! 夢邪鬼!」

りあむ「分かったから分かったから! その銃口おろしてくれよぉ……」

夏樹「さっきは自分たちの選択に後悔した美穂が作り上げた夢の世界って言ったけど、あれには合間があるんだ」

「つまり現実とこの世界の間に、何かがあると言いたいんだな」

茜「正解です!!! 美穂さんの願いを聞き入れた私は事務所の人間全員を夢の世界に取り込んだんですよ!!」

「……は?」

 事務所の人間、全員を……? コイツは何を言って。

志希「アイドル、事務員、プロデューサー達。全員夢の世界に案内して箱庭を作り上げたってわけなのだー」

ありす「美穂さんは18歳になって大人になることを後悔していました。だから誰ひとり歳を取らないことに違和感を持たない、永遠のアイドルの世界をプロデュースしたんです……そうですね。名前をつけるとしたらこうでしょうか?」

 アイドルマスター、シンデレラガールズ――。



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