環いろは「桜子ちゃんが二人になっちゃった?!」
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48: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 19:50:42.15 ID:5yCClcPC0


いろは「・・・あっ、それなら十七夜さんにも一緒に考えてもらいませんか?」

やちよ「いえ、それはやめておきましょう」

灯花「お姉さま。桜子の記憶にある未来の事を知っている人が多くなればなるほど、未来は大きく変わりやすくなって、わたくしたちが望む未来への道筋を考えるのが難しくなっちゃう」

みふゆ「それにもし意見対立するようなことがあったら、最悪争う羽目になりかねません。未来を自分の思い通りにできる権利なんて、誰でも欲しいですから」

いろは「あ、あのっ、でも、十七夜さんは既に事情を知っているはずです。桜子ちゃんの読心をしていたから」

やちよ「いえ、十七夜は桜子さんの記憶の事は何も知らないわ」

いろは「えっ? どういうことですか? 十七夜さんは確かにミラーズで桜子ちゃんを読心していましたよ。本物だって言っていたから」

やちよ「ええ。だけど十七夜はその後、フェリシアに自身の記憶を消させていたわ。その日ミラーズに入った記憶全部をね」

いろは「あっ・・・。そういえばあの時、十七夜さんはフェリシアちゃんを連れてミラーズを出ていきました」

やちよ「フェリシアにも確認したわ。確かに十七夜に頼まれて忘却魔法を使ったと言っていた」

いろは「十七夜さんはどうしてそんなことを・・・?」

やちよ「それはその時の十七夜に聞かないと分からないわ。それに、一瞬しか読心していなかったから、どの記憶を読んだかも分からないし」

やちよ「だけど私ね、昨日十七夜に質問してみたのよ。『もし未来を知ることができたらどうする?』って」

やちよ「そうしたら十七夜はこう答えたわ―――」






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