環いろは「桜子ちゃんが二人になっちゃった?!」
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47: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 19:49:33.91 ID:5yCClcPC0


ねむ「そして・・・桜子自身のその奇跡も然ることながら、もう一つ着目すべきは僕たち自身のこれからの未来だ」

ねむ「例えば僕の寿命とか・・・」

いろは「ねむちゃん・・・・」

ねむ「そう長くは生きられないとは思っていたけど、あと数年の命とはね・・・」

ねむ「だけどある意味それを今知り得たのは幸運だよ。これからは、残された時間でできることとできないことの判断が容易になる。効率よく時間を使える」


ねむ「でも、重要なのは僕だけの未来より、みんなの未来だ」

ねむ「このままではお姉さんの思い描いた、みんなが幸福になる未来へは辿り着けない」

みふゆ「はい。いろはさんは二木市の魔法少女に命を狙われています。明日殺されてもおかしくありません」

やちよ「仮にいろはの命を守れたとしても、二木市と神浜の争いを避けるのは難しいでしょうね・・・。二木市の魔法少女は私たちに強い殺意を持っているから、これは文字通り戦争になるわ・・・」

いろは「うっ・・・ぐっ・・・・・。そんなっ・・・なんでっ・・・どうしてっ・・・!」

いろは「私はみんなで幸せになりたい・・・。星屑タイムビューワのウワサが私に見せてくれた未来は、魔法少女が争わないで、キュゥべえとも和解して、誰も傷つかずみんなが笑顔でいられる未来・・・・・・・・」

いろは「そんな未来を目指すことがどうして争いに繋がるんですか・・・!」

やちよ「いろはのその正義は立派よ。だけど、二木市の魔法少女達には彼女らの正義がある」

やちよ「戦争はそんな正義と正義がぶつかって起きる・・・。それで戦う人はみんな、命のため、仲間のため、故郷のために戦うから、多くの人が亡くなるまで終わらない・・・。そういうものよ・・・」

いろは「うっ、ううっ・・・・・・・」

やちよ「だから、ここにいるみんなで話し合って考えましょう。これから築ける最善の未来を。せっかく桜子さんがあんなにボロボロになってまで未来の記憶を持ってきてくれたのだから」

やちよ「そしてどうしたらそこに辿り着けるかの道筋を考えましょう。私たちは神浜マギアユニオンの中心人物なのだから。それが私たちの責務よ」

灯花「桜子の記憶を見た時はわたくしも辛かったよ・・・。お姉さまとねむとういが明日にでも死んじゃうかもしれないって思ったから・・・。でも、やちよお姉さまが言うように、ここにいるみんなで考えればそうならない方法をきっと見つけられるよ」

ねむ「僕も同意見だね。この奇跡の存在である桜子がいれば、運否天賦に逆らうことだってできるはずだよ」

いろは「・・・・・・・・」 ...グシグシ

いろは「・・・・・はいっ」





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