環いろは「桜子ちゃんが二人になっちゃった?!」
↓ 1- 覧 板 20
29: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 15:51:50.88 ID:5yCClcPC0
灯花「くふっ♪ 今度はあの時と違って、事前に宣言しないで奇襲を仕掛けるからね。しかも複数回線の並列アクセスを試みるよ。みかづき荘の貧弱な通信回線だけじゃ直ぐに気が付かれてファイヤーウォールを張られちゃうだろうから」
やちよ「貧弱で悪かったわね」
灯花「みかづき荘の周りの電柱に付いている中継器やら衛生通信やらなんやかんやを全部使ってコピー桜子にアクセスするからファイアーウォールを張る暇も与えないっ!」
やちよ「・・・・本当に大丈夫なの?」
灯花「だいじょーぶだよっ! だって、スパコンでも耐えられない程のデータがあるんだとしたら、それはキュゥべえ並みの知識があるってことだもん。でも地球上で生まれた桜子にそんなことはありえないでしょ。それに、もしいざとなれば接続を切ればいいだけの話だし」
やちよ「嫌な予感しかしないんだけど・・・。でも、まあいいわ。もしスーパーコンピューターを壊したとしても、保護者のみふゆが一生タダ働きすればいいものね」
みふゆ「ええっ?! イヤですよお・・・」
灯花「今度こそ鏡の魔女の正体を暴いてやるよーっ!」
みふゆ「ううっ・・・壊れませんよーに・・・」
灯花「それじゃっ! ハッキングかいしーっ!」カタカタカタッターン!
灯花「むむむむ・・・・」カタカタ
みふゆ「いつも灯花が使っているこのパソコンがスーパーコンピューターなんですか?」
灯花「そんなわけないでしょー。ちゃんと脳細胞活かして考えてねー、みふゆー」
みふゆ「あう・・・」
灯花「スーパーコンピューターは兵庫にあるの。わたくしはこのパソコンで遠隔操作しているだけ」
やちよ「どう? ハッキングできそう?」
灯花「いちおー今の所はコピー桜子にアクセスできてる。ファイヤーウォールは張られていないし反撃もない」
灯花「でも、やっぱりなんか、コピー桜子のデータがやたらと大きいような・・・」
ピピピピピピピ
灯花「えっ?!」
やちよ「なんか警告音みたいなのが鳴ってるけど」
灯花「ウソ?! ありえない?! スパコンでも演算しきれないなんて・・・!」
やちよ「それってまずいんじゃないの?! 早く接続切りなさい! 血税が! 血税が! 血税が壊れる!」
みふゆ「ワタシタダ働きですか?! イヤですよっ!!」
灯花「待って待って! ここまでやって何の収穫もないなんてイヤッ! ちょっとでもいい、なにかデータをかすめ取らないとっ!」
やちよ「里見さん!」
みふゆ「灯花!」
70Res/149.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20