環いろは「桜子ちゃんが二人になっちゃった?!」
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30: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 15:57:05.40 ID:5yCClcPC0
灯花「ううぅぅぅーっ・・・・。にゃぁーもーっ!」ッターン!
やちよ「警告音が鳴りやんだわ。接続切ったの? スーパーコンピューターは無事?」
灯花「接続切ったよ・・・。スパコンも、オーバーフロー寸前だったけど、だいじょーぶ」
やちよ「ほっ・・・よかった・・・」
灯花「はあ・・・。なんなのあのコピー桜子・・・。頭の中どうなってるの・・・」
やちよ「今回も失敗ね。鏡の魔女の正体が分からないのは残念だけど、今度こそ諦めなさい。さっきみふゆと話してて、あのコピー桜子さんを永眠させようかと思ってたところよ」
灯花「そうなのー? それだと勝ち逃げされたみたいで、悔しさしか残らないんだけどにゃー・・・」
灯花「あっ、これは・・・」
みふゆ「どうしました?」
灯花「ほんのちょっとだけど、コピー桜子のデータを吸い出せてた」
やちよ「あらすごいじゃない。どんな内容のデータなの?」
灯花「今見てみる。んー・・・。本物桜子のデータに似てる部分もあるけど、あちこち違う。データが書き換わってるのかな? それともエラー?」
やちよ「本物と少し違うのは魔法少女のコピーも同じじゃない」
灯花「うん。何にしても読めないデータがほとんど。読めるデータだけ抽出して時系列順に整理して、コピー桜子のログを作ってみるねー」カタカタ
灯花「はいできた。わたくしたちでも分かりやすく読めるようになった。これでちょっとでも鏡の魔女の正体の手掛かりになればいいんだけど・・・」
やちよ「どれ、私にも見せて」
みふゆ「あっ、ワタシも」
灯花「・・・・・・・・・」
やちよ「・・・・・・・・・」
みふゆ「・・・・・・・・・」
灯花「はっ・・・えっ・・・・・・・・・」
みふゆ「あ、あの・・・灯花。このログって、あの桜子さんが見聞きしてきた物事の記憶ってことでいいんですよね・・・?」
灯花「そ、そうだけど・・・。い、いやっ・・・そんなっ、やだっ・・・!」フルフル.....
みふゆ「落ち着いて灯花・・・」
灯花「落ち着けないよっ・・・! こんなことって・・・! いやっ、いやだっ、ああああっ!!!?」ガタッ
みふゆ「灯花っ」 抱きしめ
灯花「あ゙っ、ゔっ、うゔっ、ぐすっ、ひぐっ、み゙ふゆっ・・・どうすれば・・・っ」ギュ
灯花「このままじゃ、お姉さまが・・・ねむが・・・ういが・・・っ!」ギュゥ....
みふゆ「まずは落ち着いてください。ソウルジェムが濁りますよ」 背中さすさす
灯花「ゔっ、ゔっ、うぐっ・・・・」ギュッ
みふゆ「この記憶は作り話ってことはありませんか? ミラーズのコピーは記憶もコピーしますから」
灯花「ひくっ・・・。う、ううん・・・・。それは、ぐすっ、ないと、思う・・・。理論的に、何も矛盾・・・してないから・・・・」
みふゆ「そうですか・・・。そうですよね・・・。作り話にしてはできすぎていますしね・・・」
灯花「うん゙・・・・・・」
やちよ「・・・・・・・」
やちよ(本物の桜子さんが二人いることは物理的にあり得ない・・・。そう思っていたけど、この記憶が正しいのなら、それがあり得る。十七夜が本物だって言ったのはこういうことだったのね・・・)
やちよ(里見さんも、天才とはいえやっぱりまだ子供。この事実は受け止めきれないみたい・・・。みふゆが側に居てくれてよかった)
やちよ(でも、それだけ事態は深刻だわ。どうやって向き合うべきか・・・)
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