環いろは「桜子ちゃんが二人になっちゃった?!」
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19: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/12/01(日) 15:05:59.83 ID:5yCClcPC0

灯花「というわけで、お姉さま。そのコピー桜子にファイヤーウォールを張ったりとかの抵抗をしないよう言いつけて」

いろは「う〜ん・・・。そういうことしていいのかなあ・・・。プライバシーとかあるし・・・」

ねむ「偽物に配慮する必要なんてないと思うけど。お姉さんは何を逡巡しているの?」

灯花「お姉さまお願いっ。鏡の魔女の力を応用できれば、わたくしたちが目指している、自動浄化システムを世界中に広げる事に役立つかもしれいないのっ」

いろは「そう・・・? それじゃあ、桜子ちゃん、いいかな・・・?」

桜子[コピー]「 |いろはが望むならいいよ| 」

ねむ「お姉さんばかりに決断をゆだねて、君には自分というものはないのかい? まあいいよ、今はそれが好都合。灯花始めて」

灯花「おっけー。始めるよー」

みふゆ「その小さなノートパソコンでハッキングができるんですか?」

灯花「んーん。これはただの遠隔操作端末。ハッキングに必要な高速演算処理は、わたくしの部屋にあるサーバーでやるよ」

灯花「それじゃー、ハッキングかいしー♪」カタカタカタッターン!

桜子[コピー]「 |・・・・・・・| 」

灯花「くふっ♪ それそーれ、ごかいちょー」

灯花「・・・んっ? あれっ? なんかサーバーの反応が悪いにゃー・・・・」

ねむ「大丈夫?」



うい「それでねっ、お宿で出た郷土料理がとってもおいしかったの! 海鮮の出汁に山の幸が加わっててねっ」

桜子「 |うんうん| 」ニコニコ

うい「もう本当に楽しかった!」

桜子「 |ういが楽しいと私も楽しい| 」ニコニコ

うい「桜子ちゃんは学校どう? 観鳥さんとひなのさんとはお友達になったんだよね?」

桜子「 |うん。ひなのは忙しいからあまり一緒になれないけど、この前はたまたま時間があったから、令とひなのと私の三人でお昼を一緒したよ| 」

うい「楽しかった?」

桜子「 |うん。楽しかった| 」

うい「よかったねっ。どんなことお話ししたの?」

桜子「 |観鳥報とか化学実験の事か、あと香水の話| 」

うい「香水?」

桜子「 |うん。ひなのはとても良い香りのする香水を作れる。意中の相手もメロメロにできる香水も作れるって言ってた| 」

うい「なにそれっ、すごいっ! 欲しいっ!」

桜子「 |いろはやういはそう言うと思って、香水を分けてもらようお願いしたけど、そう簡単には渡せないって言われた。本当に特別な香水だから、意中な人ができた時にはあげてもいいって| 」

うい「そうなんだっ! 覚えておこうっと」

桜子「 |そうだね。・・・・ん?| 」

うい「桜子ちゃん? どうしたの?」

桜子「 |急に灯花のサーバーとの接続が切れた| 」

うい「えっ?」



灯花「にゃ? なんでっ? わたくしのサーバーからの応答がないっ」

ねむ「どうしてそうなったの?」

灯花「ちょっと待って、応答が無くなるまでのログを見るから」

灯花「えーっと・・・・。えっ、うそっ、そんにゃ・・・・。CPUがオーバーフローしてる・・・。サーバー壊れちゃったかも・・・・」

ねむ「ちょっと待って、それは一大事じゃないの? 灯花のサーバーには大事なデータが山ほど記録してあったはずだよ」

灯花「データは大丈夫だよ。別の場所にバックアップしてあるから」



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