白雪千夜「足りすぎている」
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87:名無しNIPPER[saga]
2019/11/23(土) 00:22:08.62 ID:1/ZkFkMM0
 アーニャさんとの天体観測の時といい、最近の私はどうかしている。

 これは、あの日お嬢様と一緒に見たライブの映像と、よく似ている。
 私がいるべき世界とは、まるで遠いものだったはずの――。

 それが、どうして楽しいなどと――。

「――ッ!? あっ…!」


 突如、私の上体がグラリと揺れた。
 ステップを踏み外し、足があるべき所に着地しなかったのだ。

 私の体は、そのまま無様にもんどり打って倒れ――。



 るはずだった。

 すんでの所で私の手を引いたのは、凛さんだった。


「り……ッ!?」

 そのまま彼女は何食わぬ顔で――私も、彼女に倣ってステージを続けた。
 時間にしてみれば、コンマ数秒のことだっただろう。

 最後の曲も、そうして無事に、終わった――。



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