208:名無しNIPPER[saga]
2019/11/23(土) 19:06:40.21 ID:1/ZkFkMM0
皆の言う通りだと思う。
ランクという言葉があるように、アイドルには格というものがある。
常務は、イメージが崩れると言って許さなかったが、オーバーランクの曲を歌うなら、相応の格を有するアイドルが担うのが自然だ。
346プロで言えば、トップクラスの実力派として名高い高垣楓さんか、LiPPSのエースたるカリスマギャルこと城ヶ崎美嘉さん。
その方が、話題性だって抜群のはずだ。
それに、新人が迂闊に手を出して、そのイメージを崩すようなステージを見せた場合、そのバッシングも相当なものになるだろう。
ともすれば、346プロのゴリ押しであると、ちとせさんが矢面に立たされてこき下ろされるのも、決して非現実的な話ではない。
常務は明らかに、ちとせさんにこだわっている。
しかし、それが何なのかは分からない。
ちとせさん自身は、分かっているのだろうか?
「失礼致します」
そろそろ休憩が終わろうかという時、アイツがレッスンルームに入ってきた。
「白雪さん。フェスのことで、相談したいことがあるのですが、事務室までよろしいでしょうか?」
アイツの用件について、私は合点し、立ち上がった。
「分かりました。すぐに向かいます」
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