ゼロ「おかえり、カレン」紅月カレン「うん……ただいま」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/15(金) 23:00:45.80 ID:OH3iAZ/LO
「さて、そろそろ焦らすのはやめにしよう」

いよいよ、その時は来た。鼓動が速まる。
ゆっくりとC.C.がルルーシュに近づく。
その姿を凝視しつつ、思わず生唾を飲んだ。

あと数センチのところまで接近して、ふと。

「ルルーシュ……リップクリームを塗りすぎだ」

(あんたが塗りたくったんでしょーが!?)

「まったく、これだから童貞坊やは……」

C.C.は再びイソイソとポケットからティッシュを取り出して、ギトギトになった彼の唇を拭うと、丸めたそれをおもむろに口元に運んで。

「あむっ!」

(また食べた!? 今度はティッシュを!?)

ティッシュを咀嚼したC.C.は満足げに頷いた。

「うむ。やはりティッシュは甘いのに限るな」

(もう勝手にして……はあ。私も食べたいな)

彼の唇を拭ったティッシュペーパーはさぞかし甘いのだろうと想像して、心底切なくなった。


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