ゼロ「おかえり、カレン」紅月カレン「うん……ただいま」
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/15(金) 23:02:16.32 ID:OH3iAZ/LO
「とまあ、冗談はこのくらいにして」

(あまりに衝撃的過ぎて冗談にならないわよ)

まるで何事もなかったかのように澄まして。
C.C.は彼の鼻を塞ぐのをやめて、解放した。
再び穏やかな寝息を立て始める彼を眺めて。

「ふふっ……本当に、寝顔は可愛いな」

(あ、結局キスはしないのね。それにしても)

心底愛しそうに微笑む彼女を見ていると。
ああ、本当に彼のことが好きなんだなと思う。
そしてその様子を固唾を飲んで見つめる私の複雑な心境もまた、彼に対する好意を裏付けていて、等間隔な距離を隔てて感情を共にした。

「いつまでも見つめていたいが……困った」

どのくらいの間、そうしていただろう。
暑くもなく、寒くもない晴天の屋上で。
ゆっくりと時は流れて、そして唐突に。

「どうしよう、ルルーシュ……お腹が痛い」

(でしょうね! あれほど暴飲暴食したら!)

リップクリームを1本食い。
丸めたティッシュも食べた。
C.C.はお腹を壊したらしい。

それは当然の帰結であり、因果応報だった。


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