ゼロ「おかえり、カレン」紅月カレン「うん……ただいま」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/15(金) 22:58:41.40 ID:OH3iAZ/LO
「よし、これで準備は完了だが……その前に」

空っぽになったリップクリームをポケットに戻しつつ、C.C.は鋭い眼光をこちらに向けて。

「そこに居るのはわかってるぞ。出てこい!」

(なっ! 私がここに居るのがバレてたの!?)

よもや気取られていたとは思わず驚愕した。
改めて客観的に見ると、今の自分は覗きだ。
物陰からコソコソ覗いていた、変態である。

(どうする? 正直に姿を見せるべきか……)

焦って狼狽していると、C.C.が冗談めかして。

「なんて、言ってみたりして」

(もぉーっ! やめてよ! 心臓止まるでしょ!)

どうやら今のはただの思いつきだったらしく。
焦って損した。心臓に悪い。ほんとムカつく。
今すぐ怒鳴りたいのを、必死で堪えていると。

「ルルーシュ。本当は起きているんだろう?」

(えっ? まさか、ずっと寝たふりを……?)

思わずドキッとすると、またも冗談めかして。

「なんちゃって。ふふふっ」

(だからやめなさいよ! ほんとなんなの!?)

C.C.のあまりの性格の悪さに辟易として、どうして彼が彼女をそばに置くのか理解出来ない。


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