尾頭ヒロミ「私が巨神兵の母親になります」安田龍彦「冗談ポイですよ、尾頭さん」
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19:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/07(木) 22:22:07.85 ID:/nmY5k+wO
「その声……パタースン特使ですか?」
『No! 今は太平洋艦隊提督。閣下とお呼び』

相変わらずの軽口に矢口は思わず笑いかける。
とはいえ、ここで笑ってはこちらの負けだ。
負けず嫌いの彼は、真面目な口調で応じた。

「これは失礼、提督閣下。ご来航の目的は?」
『黒船よろしく侵略、と言ったら?』
「遺憾の意を表明せざるを得ませんね」

不謹慎にも程があるジョークに対してそう言ってのけると、カヨコ・アン・パタースン提督はまるで少女のようにケラケラと笑った。

『流石おばあちゃんの国。コミュニケーション能力が高い。久しぶりね、ランドー・ヤグチ』
「ご無沙汰してます、提督閣下」
『あなたの国は怪獣に好かれて大変そうね』
「片方は閣下の国の不始末ですが」
『仕方ないから、手を貸してあげるわ』
「ははっ! 有り難き幸せ!」
『そのお芝居、もう飽きたんだけど?』

飽きたわりにはさも楽しそうな口ぶりだが、いつまでも属国のような口調では疲れるので。

「無事でなによりだよ」
『I'm fine thank you!』

とりあえず、旧知の無事を喜んでおいた。


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