717: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/06/30(木) 00:52:15.23 ID:CLLeU+aS0
提督「仕方ない。アレを出すしか」
今度は寝室のほうへ向かう。
男「なんでそんなに隠してあるんだ…」
718: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/06/30(木) 00:52:43.82 ID:CLLeU+aS0
男「え」
何の脈絡もなく至極当然のように村雲が静かに俺の右肩に寄りかかってくる。
男「どうした?」
719: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/06/30(木) 00:53:16.14 ID:CLLeU+aS0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
男「…ん」
身体が重い。なんだこれは。瞼を開けると、瞼?
720: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/06/30(木) 00:54:33.73 ID:CLLeU+aS0
男『ひょっとしてとっくに日が昇ってる?』
金剛『残念ながらまだMorningネ。その様子だとかなり遅くまで飲んでたみたいだけど』
男『あぁ、いつ寝たかわからないくらいには…』
721: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/06/30(木) 00:55:01.86 ID:CLLeU+aS0
金剛『素敵な寝顔ネ』
男『俺もこんなだらしない寝顔してたりしたか?』
金剛『さぁてどうでしょうかネ〜』ニヤリ
722: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/06/30(木) 00:55:38.48 ID:CLLeU+aS0
金剛『つまりこのまま長屋に戻ろうとすれば誰かとEncountする可能性が大デース』
男『む、そういう話か』
確かにそれはまずいな。
723: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/06/30(木) 00:56:23.31 ID:CLLeU+aS0
男『そうと決まれば早めに』
ソファから立ち上がろうと凝り固まった体を少し伸ばしていると
金剛『ちょっとじっとしててくだサーイ』
724: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/06/30(木) 00:57:30.44 ID:CLLeU+aS0
外はすっかり明るくなっていた。まだ少し肌寒い朝の気温が寝ぼけていた体に刺さる。
男『外にも階段があったのか』
執務室を出て、来た方向とは逆に行くと外へ通じる扉があった。
725: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/06/30(木) 00:58:20.06 ID:CLLeU+aS0
金剛『私達は皆囚われのPrincessデスからネ。外のことはどれも物珍しんですヨ』
茶化すような口調でそんなことを言う。
金剛『貴方はさしずめ王子様ってところデスネ』
726: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/06/30(木) 01:00:02.18 ID:CLLeU+aS0
金剛『だから艦隊の皆と貴方との間にある壁を私がBleakしてあげマス!』
男『…いいのか?』
金剛『貴方を認めると、そう言っているつもりデス。多分叢雲も同じようなことを考えていると思いますヨ』
727: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/06/30(木) 01:00:42.06 ID:CLLeU+aS0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
男「はぁ…」
秋雲「あー帰ってきたぁ、って何その顔」
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