720: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/06/30(木) 00:54:33.73 ID:CLLeU+aS0
男『ひょっとしてとっくに日が昇ってる?』
金剛『残念ながらまだMorningネ。その様子だとかなり遅くまで飲んでたみたいだけど』
男『あぁ、いつ寝たかわからないくらいには…』
金剛『そう』
冷たい対応だった。
いや、金剛は俺に対してかなり警戒的なタイプだ。今すぐに追い出されないだけマシなのかもしれない。
男『手伝おうか?』
机の上に散乱した飲み会の跡をテキパキと片付ける金剛に思わず声をかける。
金剛『No Problem.お客様はじっとしててくだサーイ』
そう言ってまとめたゴミや容器を器用に調理場へもっていく。
…なんか、思ったより対応が柔らかい?
じっとしてろと言われてしまったので目の前の二人を眺める。
提督のほうは口を半開きにして随分とだらしない寝顔をしている。
叢雲のほうはまるで人形のように静かに、微動だにせず提督に寄りかかって寝ている。
提督の左腕の中に潜り込み、左胸に耳を押し当てるような形で。
じっと見れば、鼓動に合わせて叢雲の身体が小刻みに揺れていた。
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