724: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2022/06/30(木) 00:57:30.44 ID:CLLeU+aS0
外はすっかり明るくなっていた。まだ少し肌寒い朝の気温が寝ぼけていた体に刺さる。
男『外にも階段があったのか』
執務室を出て、来た方向とは逆に行くと外へ通じる扉があった。
非常階段なのだろうか。確かにここなら多少はエンカウントし難いだろうが、
そこまで案内が必要なルートとも思えない。
金剛『課長は提督より少しHeavyネ』
男『一応脂肪じゃなくて筋肉のはずだ。というかさっきのでそんなことまでわかるのか』
金剛『なんとなくデスヨ。ただなんとなく、提督と同じ人間なんだなぁって』
男『それ、似たようなことを昨晩叢雲も言ってた気がする』
金剛『叢雲も?ふぅん、そう』
前を歩く金剛の表情は俺からは見えなかった。
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