54: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/11/14(木) 05:11:23.60 ID:ilPFB3QM0
叢雲「ここね」
一階。
鎮守府の端の方にある例の部屋の隣。
55: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/11/14(木) 05:11:55.20 ID:ilPFB3QM0
叢雲「鎮守府にとって司令官以外の人間は異物よ。それに過剰に反応してしまう娘がいないわけじゃない」
男「分かってるよ。よく」
叢雲「でしょうね。だからまあ、一応よ」
56: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/11/14(木) 05:12:40.11 ID:ilPFB3QM0
部屋は一人暮らしには十分すぎる大きさだ。
大きな窓から午後の日差しがこれでもかと差し込んでいる。
家具はベットと仕事机にタンスのみ。
57: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/11/14(木) 05:13:15.21 ID:ilPFB3QM0
男「さて、後は荷物運びか」
叢雲「そう言えば外に止まってたのってワンボックスカーよね?そんなに荷物あるの?」
男「俺自身の荷物は少ないさ。男だしな。問題は仕事関係の方だ」
58: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/11/14(木) 05:14:02.75 ID:ilPFB3QM0
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江風『いよっす!江風ってンだ、よろしくな』
飛龍『飛龍でーっす。さっきぶりだね、よろしくぅ』
59: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/11/14(木) 05:14:48.73 ID:ilPFB3QM0
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男『というわけで2人に荷物運びを頼みたいんだ』
車へ向かいながら経緯を説明する。
60: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/11/14(木) 05:16:06.69 ID:ilPFB3QM0
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【廊下】
江風「」ジーッ
61: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/11/14(木) 05:17:01.78 ID:ilPFB3QM0
江風『でもやっぱこうして見ても提督とさほど変わらないように見えるな』
ん?どういう意味だ?
叢雲『そりゃそうでしょ』
62: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/11/14(木) 05:17:55.70 ID:ilPFB3QM0
男『瞳…』
言ってる意味が全然分からない。瞳だって鏡と同じ光の反射だ。
今俺の瞳に反射している姿は彼女達のそのまんまの姿。そうじゃないのか?
63: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/11/14(木) 05:19:11.71 ID:ilPFB3QM0
男『取ってどうするんだ?』
江風『なンかカッコ良さげじゃんか』
飛龍『あーなんかでっかいの見える』
64: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/11/14(木) 05:19:53.93 ID:ilPFB3QM0
中にあるのは車の白とは対称的に真っ黒な四角い箱。
縦横50cmほどの箱。端的に言ってデカい。
叢雲『これ重さはどれくらいなの?』
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