56: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/11/14(木) 05:12:40.11 ID:ilPFB3QM0
部屋は一人暮らしには十分すぎる大きさだ。
大きな窓から午後の日差しがこれでもかと差し込んでいる。
家具はベットと仕事机にタンスのみ。
他はがらんと空いて何も無い。
叢雲「こっちがお風呂。と言ってもシャワーだけなんだけど。トイレは悪いけど向こうの共同の使ってちょうだい」
男「風呂まであるのか」
叢雲「元々人間用に作られてるのよ、ここ。使わなかったからこうして放置されてただけ」
なるほどね。人間用…作業員等を入れる予定があったのだろうか。しかしこの部屋…
男「…」
叢雲「隣とは大違いよね」
男「顔に出てたか?」
叢雲「司令官と同じ顔だったわよ」
男「そうかい」
叢雲「こっちは壁や窓を丈夫にする必要はなかったから広々と出来たわ。キッチンやトイレなんかが欲しいなら言ってちょうだい」
男「そこまでしてもらう気は無いよ」
叢雲「あ、勿論予算はそっち持ちよ?」
男「尚更いらん」
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