109: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/12/09(月) 02:29:37.44 ID:PrUZMYEX0
男「失礼します」
執務室を扉をノックし声をかける。
提督「ああ、どうぞ」
110: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/12/09(月) 02:30:37.75 ID:PrUZMYEX0
ソファに座り提督の方を見る。
彼のいる立派な机の前にこちらに背を向け二人の艦娘が並んで立っていた。何かの報告の最中だろうか。
僅かに緑がかったツインテールと迷彩柄の巫女装束のような服という特徴的な姿をしているのは空母の瑞鶴だ。迷彩ということは改装はしているらしい。
111: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/12/09(月) 02:31:34.33 ID:PrUZMYEX0
会話はどうやら船団護衛の編成についてのようだ。流石にこういった話は素人の俺には分からない。
しかしこれ長くなるだろうか…明らかに部屋の空気が重い。俺のせいで話し合いに支障が出てなければいいが…
提督「よし、じゃあ続きは明日の演習で試しながらにしよう。二人ともお疲れ様」
112: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/12/09(月) 02:32:47.63 ID:PrUZMYEX0
提督「いやぁタイミングが悪かったみたいで申し訳ない」
男「構いませんよ。遅かれ早かれ彼女達とは接触しなければならないんだ」
提督「今叢雲を呼んだのでそのまま待っててください」
113: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/12/09(月) 02:33:26.77 ID:PrUZMYEX0
男「羨ましい」
提督「本気で?」
男「それなりに」
114: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/12/09(月) 02:34:34.19 ID:PrUZMYEX0
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叢雲「それで、どうだった?一日あの娘(こ)といて」
男「一日と言っても会話ができたのは二回だけだ」
115: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/12/09(月) 02:35:55.00 ID:PrUZMYEX0
男「と言っても現時点での、あくまで大まかな方針です。様子を見つつ彼女の反応を見てその都度調整は必要になるでしょう」
提督「ならこれから暫くはこの時間にこうして集まって報告を聞き話し合うとしましょう。専門家じゃないけれど僕らも手伝いはできるはずです」
男「それはありがたい。ひとまずはそれで行こう」
116: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/12/09(月) 02:36:29.13 ID:PrUZMYEX0
叢雲「そういえば夕餉はどうしたの?完全にスルーしてたけど」
提督「あっ」
男「食堂で食べたよ」
117: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/12/09(月) 02:37:07.08 ID:PrUZMYEX0
提督「ならそうしましょう。食堂に馴染めるように」
叢雲「…明日って報告書あったわよね」
提督「あ゛」
118: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/12/09(月) 02:38:02.68 ID:PrUZMYEX0
叢雲「てことでアンタはそこで仕事。私が食堂行くわ」
提督「無慈悲な…」
叢雲「安心なさい。後で私がご飯持ってきてあげるから」
119: ◆rbbm4ODkU.[saga]
2019/12/09(月) 02:40:01.36 ID:PrUZMYEX0
叢雲「な、なら一緒に食堂行けばいいじゃない」
提督「報告書書かなきゃだから行けないって話だろ?」
叢雲「」
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