1: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 22:56:05.76 ID:raJY7OxV0
〜二ヶ月後
絵里「はぁ……」
「どうしたの?絵里ちゃん」
絵里「ん…あぁ花陽、いや昨日ちょっとあったのよ」
花陽「何があったの?」
絵里「このカフェの自動販売機の当たりの確率が低すぎて困ってるのよ」
花陽「あはは……確かにここの自動販売機は当たらないことで有名だよね」
絵里「当たらないような設定にしてるならそもそもくじ機能をやめろって生徒会にクレームが来たのよ」
絵里(二ヶ月後、私はオシャレなカフェテリアで何事もなく溜め息をつく)
SSWiki : ss.vip2ch.com
2: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/10/14(月) 22:58:15.89 ID:raJY7OxV0
前スレ
絵里「例え偽物だとしても」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1569313066/
3: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 22:59:11.76 ID:raJY7OxV0
花陽「まぁ感じ方は人それぞれなんじゃないかな…私はそういう当たらないといわれてるところで当たりを引くのが楽しいって思うから良いと思うんだけどな〜」
絵里「そうね…そういう考えもあるのよね」
花陽「ふふふっそれにね、あそこの自動販売機は何と言っても安いんだよ!お金のない学生に優しい仕様だからくじに文句は言えないよ!」
4: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 23:01:16.17 ID:raJY7OxV0
「お待たせ」
花陽「ん?あ、鞠莉ちゃん!」
5: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 23:03:19.74 ID:raJY7OxV0
鞠莉「えぇ酷い!か弱い女の子に一つくらいチーズケーキ買ってくれてもいいじゃない!」
絵里「どこがか弱い女の子よ……」
花陽「…じゃあ一つのチーズホールケーキを三人で買わない?」
6: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 23:04:30.16 ID:raJY7OxV0
ことり「わぁ…!!チーズケーキだぁ!」
7: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 23:05:12.00 ID:raJY7OxV0
「え、絵里さんですよね…?さ、ささささサインください!」
8: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 23:06:01.23 ID:raJY7OxV0
ことり「平和になったなぁって感じるよね」
花陽「アンドロイドと人間の隔たりが無くなっていってるいい証拠だね」
絵里「え、ええまぁそうね」
9: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 23:07:03.11 ID:raJY7OxV0
絵里「…変わったものね」
絵里(そしてそんな私は現在も人気急上昇中。元々レジスタンスになる前からファンが多いと果南に言われていたけど今はかなり大規模なファンクラブが存在してて、私はそれを公認してるわけじゃないけどまぁ温かい目で見守ってる)
絵里(Y.O.L.Oを爆破したりショッピングモールで銃撃戦を起こしたりで暴動をしたことはあったけど、それも無に帰してしまうくらいには平和で、時の流れが早い都市なのよ)
10: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 23:07:49.86 ID:raJY7OxV0
絵里「ふふふっ……」
絵里(でもそれって本望でしょう?元気な二人が家にいてくれたら私も退屈しないもの)
絵里(でも基本的に私も希と一緒で放任主義だ、家の鍵とお金だけ渡して犯罪や悪行にならない限りで好き勝手やらせてあげてる)
11: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 23:08:58.47 ID:raJY7OxV0
真姫「ふふふっ相変わらずね絵里は」
絵里「だってそうじゃない〜!」
12: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 23:09:36.45 ID:raJY7OxV0
真姫「そういえば曜からこの前一つスナイパーが送られてきてね」
絵里「あぁずっと前に言ってたやつ?」
13: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 23:10:48.00 ID:raJY7OxV0
バァンッ! バァンッ!
14: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 23:11:21.70 ID:raJY7OxV0
絵里(二つの銃声の直後に倒れる真姫とルビィに思わず顔を真っ青にさせた)
絵里(何故顔が真っ青になったのか、あの戦場で戦った私ならイヤでも察しがつく)
15: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 23:12:09.56 ID:raJY7OxV0
スタスタスタ
16: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 23:12:58.82 ID:raJY7OxV0
「……私は」
千歌「高海千歌!」
17: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 23:13:49.19 ID:raJY7OxV0
千歌「私、今までの記憶が無いんだ。だから一回死んだんだと思う、でも一回死んでみてようやくわかったよっ!」
千歌「私の中でずっとときめき続けるこの“輝き”が!」
18: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 23:14:48.16 ID:raJY7OxV0
絵里(私…バカだ……)
絵里(バカだ…馬鹿だ…大馬鹿者だ………)
19: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 23:16:20.69 ID:raJY7OxV0
絵里(分からなかった、いや気付かなかった。なんで…なんで……?)
絵里(だって…そうじゃない…私……)
絵里(………)
20: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 23:17:13.05 ID:raJY7OxV0
絵里(…私、バカだ)
絵里(アンドロイド差別って、消えたらダメなのよ)
21: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/14(月) 23:18:34.36 ID:raJY7OxV0
鞠莉『でも初期型にはそれがなかった、海未と友達になるっていう目標を課しただけで、それを一日で達成してしまったしずくは後に破壊的衝動を自発的に生み出した』
鞠莉『それから何度と試行錯誤してもその破壊的衝動を抑えることが出来なかった、何故か人を殺すし身の危険を感じると何らかの対抗手段を持って襲いにかかってくる』
42Res/28.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20