8: ◆C2VTzcV58A[saga]
2019/10/14(月) 01:15:27.77 ID:8UFKsoQO0
近くの高台
ちとせ「今日はよく晴れてるから、星がよく見えると思ったんだよね」
P「一緒に夜空を眺めるなんて、いよいよデート染みてきたな」
ちとせ「今までデートだと思ってなかったの?」
P「はは、すまんすまん」
ちとせ「千夜ちゃんに『魔法使いに弄ばれた……』って送っとくね」
P「明日の命を繋ぎたいからやめてくれ」
ちとせ「ウ・ソ♪ あなたって本当、面白い顔を……っくしゅん」
P「……ほら」バサ
ちとせ「あ」
P「今日、ちょっと冷えるから羽織っとくといい」
ちとせ「……ありがとう。今のは、ちょっとかっこよかったよ?」
P「?」
ちとせ「なんだ、無自覚なんだ。損な性格」
P「意味深なことばかり言って説明しないキャラは嫌われるぞ」
ちとせ「あなたも嫌い?」
P「実は結構好き」
ちとせ「じゃあいいじゃない」
P「かもな」
ちとせ「……綺麗な夜空」
P「そうだな。星がたくさん輝いている」
ちとせ「そして、その背景には吸い込まれそうなほどの黒が広がっている」
P「黒埼の黒か」
ちとせ「そう。この間、あなたは私に虹色の衣装をくれたでしょう? あれみたいに、きっとこれからも、いろんな色を私に与えるつもりなんだろうけど……私はそれを、全部黒に塗りつぶしちゃうかもしれないよ?」
P「………」
P「心配するな。俺のスーツのほうが黒い。しかもいつでもどこでも黒スーツだ。常時黒だ」
ちとせ「それは普通にファッション考えて?」
P「はい……」
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