梓みふゆ「鶴乃さん、鶴乃さん、起きてください」
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29: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/10/06(日) 21:52:35.08 ID:RQR8trEn0

ウワサの鶴乃「それはね、とても大きな存在で、そして優しい誰かだったと思う。そんな誰かがわたしにこう語り掛けたの。 “みんなを助けてあげて” って」

ウワサの鶴乃「だからわたしは灯花のことも全力で助けてあげたいの! だからお願いもう抵抗しないで!」

灯花「いーやーだー・・・・!」ググッ....

ウワサの鶴乃「そっか・・・。なら仕方ないね・・・! 悪い子には本気でおしおきしなきゃいけないみたい!」ググッ....

灯花「うるさいうるさいうるさい! みんな大っ嫌い!! バカバカバーーーカッ!!」

灯花「ぁぁああああッッ!!!」



ももこ「扱える魔力の大きさも、残りの体力も、そして戦いの技術も、どれを取ってもその差は歴然だな」

やちよ「ええ。もう勝負あったわね」



ウワサの鶴乃「これ以上は大怪我させちゃうかもだけど我慢してね!」

ウワサの鶴乃「ちゃっらああああああッッ!!!」


  < やめてーッ!!


ウワサの鶴乃「えっ?」チラッ

やちよ「あっ?!」

ももこ「お、おいっ!?」

桜子「 |やぁぁッ!| 」シュン!

ウワサの鶴乃「うわあ?!」ガキンッ

桜子「 |うぅッッ!!| 」グググッ......

ウワサの鶴乃「 |んんんんっ??? これはどういうことかなー桜子ちゃん?| 」ギギギッ.....

桜子「 |やめてっ! やめてっ! 灯花を傷付けないで!!| 」グオッ!

ウワサの鶴乃「うわっとと?!」



いろは「桜子ちゃん?! なんで?!」

みふゆ「あぁ・・・ウワサの内容に逆らえなかったようですね・・・」

いろは「どうしてっ!? 今までは大丈夫だったのに!」

みふゆ「灯花とやっちゃんの戦いでは灯花の方が有利でしたから、その時まではまだ我慢できたんでしょう。だけど鶴乃さんがウワサと融合して形勢逆転してしまったから・・・」

いろは「そんなっ・・・」



ウワサの鶴乃「ふんっ!」ドンッ

桜子「 |ガッ・・・ぐ・・・| 」

ウワサの鶴乃「そっかそっかー。桜子ちゃんはわたしと戦いたいんだあ」

桜子「 |・・・・・・これ以上灯花が傷付くのは見ていられない| 」

ウワサの鶴乃「お姫様を守るナイトってわけだね! かっこいい! なんか燃えてきたなあ! 面白い!」

ウワサの鶴乃「いいよいいよー! ノッてきたから二人まとめて相手してあげる! さあかかってきて!」

桜子「 |やっあアアッ!| 」ジャキン

鶴乃「ほりゃあ!」バシンッ

灯花「・・・くふっ♪」






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