梓みふゆ「鶴乃さん、鶴乃さん、起きてください」
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19: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/10/06(日) 21:22:17.92 ID:RQR8trEn0

ねむ「・・・あっ、そうかっ! うんっ! 確かにそれならこの窮地を打開できる望みがある!」

いろは「えっ? ウワサ? どういうこと?」

ねむ「ウワサを具現化して、鶴乃お姉さんに憑かせるんだ。ウワサで羽根の力から守れると思う」

みふゆ「はいっ! うまくいけば巴さんの時みたいに自我を安定させることができます!」

ねむ「うん。そうすればやちよお姉さんの加勢ができる」

いろは「ちょっ、ちょっと待って。ウワサに憑かれた鶴乃ちゃんて―――」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ウワサの鶴乃『帰りたいと思ってもここに居たいと思ってる』

ウワサの鶴乃『いくらいろはちゃんとやちよの声に心が揺れてもね』

ウワサの鶴乃『いくら悲しくても、ウワサとしての責務があるんだよ・・・』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



いろは「―――・・・・また、あの頃の鶴乃ちゃんになっちゃうの・・・?」

ねむ「お姉さんの言いたいことはわかるよ。僕は変身ができないから、ウワサの書き換えや調整ができない。鶴乃お姉さんの意識が戻ったとしても、ちゃんと戦ってくれないかもしれないし、最悪は敵になるかもしれない」

ねむ「だけど他に方法も思いつかない。今の窮地を覆すには、この博打に賭ける他ないよ」

いろは「そうだけど・・・。ウワサに憑かれたら、また鶴乃ちゃんを苦しめることになっちゃう・・・・」

桜子「 |大丈夫だよ、いろは| 」

いろは「えっ?」

桜子「 |鶴乃を苦しめることにはならないし、敵になることもない| 」

いろは「そう、なの・・・?」

桜子「 |時間がない。詳しくは後で説明する。ねむ、早く本の中にいる子を外に出してあげて| 」

いろは「あっ、待って待って! それってまたねむちゃんの命を削っちゃうよね?!」

ねむ「大丈夫。具現するのは一体だけだし新しく創造するわけでもない。だから命を削ると言っても、それはたった一回のティータイムを失うようなものだよ。そんなのは細事。羽根の力をむやみに扱おうとした宿業だと思えば安いものだ」

ねむ「ただ、今具現化の能力を使ったら腕輪の制御で僕は気を失うかもしれない。もしそうなったら・・・。みふゆ、幻覚をかけられる手が足りなくとも、何かあったらその時は僕を頼むよ。色々とね」

みふゆ「・・・・・・・。はいっ、約束します」

いろは「ねむちゃん・・・・」









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