55:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 19:51:55.57 ID:pYPvRrqT0
静香「ちょ、ちょっと待って、翼! プロデューサーも、本気で言ってるんですか!?
そんな、千早さんに相談もせずに……!」
P「千早にはあとで説明するよ。きちんと説明すれば納得してくれるさ。
っていうか、ここで静香が自分の方がふさわしいって証明できれば問題ないはずだろ?」
56:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 19:53:26.52 ID:pYPvRrqT0
静香「そ、そういうわけじゃ……」
翼「それじゃ決ーまり! 私も千早さんと歌いたいし……久しぶりに本気、出しちゃおっと♪」
静香「っ……」
57:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 19:58:56.76 ID:pYPvRrqT0
――かじかんだ唇 ほどいた歌声が――
未来「! 静香ちゃん……」
始まりの静香のパート。
58:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 19:59:59.22 ID:pYPvRrqT0
――今ならわかる ためらいかき消して――!
雷に打たれたような感覚。
静香は目を見開き、翼を見た。
59:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 20:02:46.70 ID:pYPvRrqT0
負ける。
このままじゃ負ける。
絶対に負ける。
こんなの勝てるはずがない。
60:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 20:04:19.59 ID:pYPvRrqT0
「ッ……!!」
瞬間、全員が息を呑んだ。
プロデューサーも、未来も、歌っている翼ですら。
静香以外の全員の呼吸が、一瞬止まった。
61:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 20:05:37.34 ID:pYPvRrqT0
――存在証明する “蒼”生きてゆくための証
響け この胸のファクター――!
それはその場の誰も聴いたことのない歌声だった。
誰も見たことのない最上静香がそこに居た。
62:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 20:06:29.74 ID:pYPvRrqT0
翼の歌が一段階上がった。
いや、引き上げられた。
静香の歌に惹かれ、引かれ、さらに高みへと引き上げられた。
だが静香はそれにも気付かない。
63:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 20:07:31.07 ID:pYPvRrqT0
静香「――……ハアッ、ハアッ、ハアッ……!」
……たった一曲。
たった一曲歌っただけで、こんなにも息を乱した静香の姿が今まであっただろうか。
何百メートル、何千メートルと全力疾走したかのような疲弊した姿。
64:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 20:09:31.54 ID:pYPvRrqT0
P「翼も、それでいいな?」
翼「はーい、異論なしでーす。ちょっぴり悔しいけど……でも、しょうがないよね」
翼も間違いなく本気だった。
102Res/83.40 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20