57:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 19:58:56.76 ID:pYPvRrqT0
――かじかんだ唇 ほどいた歌声が――
未来「! 静香ちゃん……」
始まりの静香のパート。
だがその歌声には……なんの気迫も、気持ちもこもっていなかった。
自分のパートが来たから歌い始めたはいいものの、静香は未だに混乱したままだった。
どうしてこんなことになったんだろう。
どうして今、私はこの歌を歌っているんだろう。
この歌を賭けて、千早さんのパートナーの座を賭けて、翼と歌う?
意味がわからない。
どうしてそんなことになったの?
何かの冗談としか思えない。
今の自分の置かれた状況に、まったく現実感がない。
実感がない。
そんなおぼろげな感覚のまま歌い出した静香のパートが終わり、次いで翼のパートが始まる。
が、その瞬間。
静香の全身の皮膚が粟立った。
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