764: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 19:40:43.85 ID:hEQnKdja0
えりち「…あなたは生きるべきだったのよ」
絵里「…そんなこと言われたら死んだ私がバカみたいじゃない……」
えりち「……ええ、あなたはバカよ。大馬鹿者よ」
765: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 19:41:54.64 ID:hEQnKdja0
絵里「バトルなんかして何になるの…?」
えりち「最後に確かめたいの、あなたの意志を」
えりち「この東京に住んでたのなら戦いの意味は分かるでしょ?」
766: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 19:43:23.44 ID:hEQnKdja0
絵里「………」
えりち「…来ないの?なら私から行くわね!!」ダッ
767: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 19:45:58.70 ID:hEQnKdja0
えりち「そしてこれは見たことある?」
768: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 19:46:51.18 ID:hEQnKdja0
えりち「…やはりあなたは強くなりすぎてる、私の計算なら今の三連撃で勝負はついてたはず」
えりち「そして驚いたわ、今の一瞬で顔じゃなくて首に命中するよう角度を変えるなんて」
絵里「亜里沙の蹴りをもろに食らったものでね、あの時も回避は出来ない状況だったしせめての対処法をしたまでよ」
769: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 19:48:18.15 ID:hEQnKdja0
えりち「そうなのね、でも私が有利なのは変わらないことよ!」ダッ
770: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 19:49:29.15 ID:hEQnKdja0
絵里「………」
絵里(ここで私は一つ思う、このまま戦いを続けててもそれぞれが見たものを返し合ういたちごっこになる。それは不毛であり意味のない戦いに過ぎない、なら短期決着が望ましい)
771: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 19:50:14.47 ID:hEQnKdja0
絵里(あの時の希の動きは双方にショットガンを持つことで片方でトリガーを引いてももう片方を撃つことで反動を相殺する仕組みで、銃があってこそのよく出来た戦術だ)
絵里(ただしそれは力業でもなければ希だけが出来る業でもなく、工夫を何重にも施し、メリットとデメリットを計算しつくした希の有する力でも出来るようにした業であったと思う)
絵里(この動きのメリットは相手を寄せ付けない、相手を無理矢理動かすことが出来る、手数で勝つことが出来たりと火力面では強い)
772: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 19:54:36.64 ID:hEQnKdja0
えりち「あっ……」
773: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 19:55:52.02 ID:hEQnKdja0
絵里「……やっぱり私…」
絵里(目を開けたまま、口を開けたまま動かない相手…ううん私を見て思うのはやはりこの力は使うべきものではないというのが分かる)
絵里(拳銃も持ってなかった私が今では格闘だけでこんなことができるなんて思いもしなかった)
774: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 19:57:14.02 ID:hEQnKdja0
えりち「…ぷはっ」
絵里「!」
えりち「はー…負けたわ」
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