絵里「例え偽物だとしても」
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769: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 19:48:18.15 ID:hEQnKdja0


えりち「そうなのね、でも私が有利なのは変わらないことよ!」ダッ


絵里(さきほどの走り込みとは違い、両手を下げて私の元へと来る相手——それを見るに戦法を変えてきたみたいね)


えりち「ほらほらっ!私の舞は躱せるかしらっ?」


絵里「っ!その動き…!!」

絵里(チョップや掌底、後ろ回し蹴りや跳び膝蹴り、ローキック、肘打ち、スライディングなど技の種類問わずとにかく鋭い一撃が私に歯向かう、それを避けようと飛び退くと相手も引っ付いてくるように跳躍で私との距離を開かせず逃げる隙を与えてくれなかった)


絵里「…っ!それって!?」


絵里(よくよく見れば分かることだった。その速度や打ち方だけでなく指先まで整っているキレのいい掌底や肘打ちはどう見てもことりのモノよ、だけどその身軽で、本能的で、戦闘を楽しむような姿は凛そのものだ。しかもこの何度も何度も鋭い一撃を繰り返して相手を寄せ付けない上に死を全く恐れてなさそうな勢いで相手との距離を放さないその戦法————それはまさしく希のショットガンの舞だった)

えりち「気付いた?そうよ、こうやって応用だって出来るのよ!」

絵里「くっ…そんな反則でしょ!」シュッ

えりち「あなたにも使えるのよ?文句は言えないはずよ」

絵里「だからってそんな…!」

絵里(やっぱり私にも使えるのね、今も希のショットガンの舞を格闘だけで疑似的に再現してる相手を見てるとこの力がどれだけとんでもないものかを痛いほど感じさせてくれる)



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