絵里「例え偽物だとしても」
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156: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/09/24(火) 23:31:55.24 ID:Sjljkzyd0

曜「…一つ聞いていい?」

絵里「何?」

曜「どうして絵里さんは戦うの?」

絵里「…自分がそうするべきと思ったからかしら」

曜「…答えになってないかな」

絵里「このクソみたいな都市で生きていくには、戦う事も必要なのよ」

曜「あはは、それは私もそう思う」

曜「酷いところだよね」


曜「隔離都市東京――――どうしてこんなに酷いんだろうって今でも時々思うよ」


絵里「………」

曜「ここは過激で、野蛮で、色んなモノに対して冒涜的だよね。治安は悪くないけどぶっちゃけ銃刀法違反とかあんまり機能してない無法地帯だし、正義の味方である警察も独裁的で私から見ても終わってるって思う」

曜「それに、毎日駅前やコンビニで人が銃によって死んでるって思うと滑稽じゃない?可哀想だなって、誰がこの都市のルールを決めたんだろうってそう思わない?」


曜「私毎回思うんだけど、ここは殺戮の美形だよ」


絵里「……意味が分からないわ、そう思うならなぜあなたは戦うの?その考え方はどちらかというと私たち寄りだと思うんだけど」

曜「私は別に戦いたくて戦ってるわけじゃない、この都市だって来たくて来たわけじゃない。元は静岡の内浦ってところでのどかな暮らしを送ってたからね」

絵里「…ならどうしてここにきたの?」


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